幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年9月9日 金曜日

 バスから見える景色が夏から秋へ変わっていく中で子ども達は沢山の発見をしています。数日前から場所によっては稲刈りが始まり、「機会が上手に稲刈りしよる。」と感心し、「青色の田んぼと黄色の田んぼがあるよ。」と生長の違いにも気づきました。また、台風で稲が倒れていると、「あれ?同じ田んぼでも倒れてる所と倒れていないところがあるよ。」「倒れた稲はどうなるのかな?」といろいろな興味や疑問を持っています。そして、『200M先工事中』 『100M先工事中』の看板を見つけると毎日のようにチェックして工事現場までの距離を感じている子どもの姿を見て、生活の中で数字や距離感覚、文字と多くの事を学び、感じていることに感心させられています。

 幼稚園では昨日の台風で折れてしまっていた松の木の先端を運転手さんが切り落としてくれました。高い松の木に登る運転手さんを子ども達は「すごーい!たかーい!」と尊敬の眼差しで見上げていました。そして、今日、切り落とした松の木を片付けていると、今まで見たことないくらいの数のまつぼっくりが落ちていました。それを見つけた遊び名人の子ども達は使いきれないほどのまつぼっくりを地面に並べて絵を描いていました。また、今朝テラスに木についたままのまつぼっくりをさりげなく置いておくと、昨日はどじょうを見てどんぐりころころを歌っていた子ども達が「まつぼっくりがあったとさ?♪」と歌いながら歌詞を書き、歌に登場するさるも描いて一緒に飾っていました。

                      

         

          

 昼食前、ひまわり組の前をウロウロする4つのひよこ帽子が見え、様子を見ていると「美味しそうなにおいがするんよ。」とにおいがする元を探していました。においをたどっていくと「ここだー!」と調理室の棚に並ぶ天ぷらを見つけました。「早く食べる準備をしないと。」と慌てて部屋に戻るひよこ組さんの姿を見て手づくり給食の大切さを改めて感じました。そして、今日は、ひまわり組のAちゃんが持ってきてくれた沢山の栗と2つのかぼちゃを調理して頂きました。普段から収穫したものや頂いたものをわけっこして食べているのですが、今日も古森先生は、そうすればみんなが食べられるのかを考えてくださり、2つのかぼちゃを400人分に切るために、1つで200人分、半分で100人分、4分の1で50人分と細かく切り天ぷらに、栗は1つ1つ皮をむき、栗ご飯にし、必ず栗が入るようにおにぎりを握ってくださりました。放送でもAちゃんが持ってきてくれた栗とかぼちゃが入っていることを紹介してもらい、みんなから「ありがとう。」と言われたAちゃんはとても嬉しそうに「いいえ。」と答えていました。今日も思いのこもった温かい手づくり給食を美味しく、楽しく頂きました。