2011年9月3日 土曜日
なつやすみも終わり、三葉幼稚園にもにぎやかな声が戻ってきました。そんな様子にぴよちゃん達も「何をしているのだろう?」 「誰がいるの?」と覗き込んでいました。逆に幼稚園の子ども達もぴよちゃんの様子を気にしてくれ、声をかけてくれたり、様子を見てくれたりしていました。また、お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊べると思うととても嬉しそうでした。
さて、ぴよちゃん達も、このなつ様々なところに行き、たくさんの体験をしてきたようです。楽しかった思い出をたくさん持って登園してきた子どもたちの口からは、あれやこれやと口々に楽しかったこと、嬉しかったことを伝えようとしてくれます。身振り・手振りを加えながら一生懸命伝えようとする姿を見ると、本当に楽しかったんだね!いい体験ができたね!と私たち保育士も嬉しく思います。また、子どもだけでなく、送迎時に話を聞かせて下さるお母さん達の表情も本当に楽しそうでした。
その中でも、2歳10か月のSくんは、家族で水族館やサファリパークなど様々なところに行ってきたようです。Sくんの中で水族館でのアシカショー・イルカショーが心に残っているようで、ぴよぴよでも再現して見せてくれました。水族館のお兄さんの真似から始まります。「こんにちは!イルカのお兄さんです。もう、イルカのショー始まります。集まってくださーい!」と大きな声でお客様を呼びます。保育士とぴよちゃん達は観客になり様子を見つめました。しばらくするとアシカが出てきて「せーの」の合図に大きな声で「あ?!」と言います。アシカが声を出す真似が終わるとご褒美のお魚を大きな口で食べます。今度はイルカが出てきます。もちろんSくんは、観客・調教師・イルカたちと三役をこなします。右手の人差し指を上にあげ、イルカのひれを再現しているのでしょうか?一気に走りだし、途中ジャンプをしたり、ご褒美の魚を食べたりと細かく再現してくれます。1つ1つの芸が終わるとパチパチと拍手をしてくれる観客。そんなSくんの様子をみて他の子ども達も真似っこで加わります。そうしているうちにSくんのイルカショーがいつのまにかごっこ遊びに変わっていきました。みんながSくんの後ろをイルカさんの真似っこでついていったり、マイクに見立てた玩具を持ってきてアナウンスをしたりと、どんどん広がっていきました。Sくんの楽しかったなつの体験は遊びに発展していきました。その他にもキャラクターの映画を見に行った子がキャラクターに変身したり、サーカスを見に行った子がホワイトライオンになったりと各児の体験はどんどんと遊びの中で表現されていきました。
また、2歳10か月のTちゃんは、お兄ちゃんと一緒になつの体験を絵日記にしました。いろんな色で描かれた絵には、その日その日の楽しかったことがぎっしりとつまっていました。
それぞれの子ども達にとって1つ1つの体験や経験はかけがえのないものになって積め込まれていきます。ぴかぴかと輝く子ども達の表情を逃さないで子育ての喜びを味わっていただきたく思います。お仕事をしていらっしゃって忙しい保護者も短い時間の中での中身の濃いひとときが、そして子ども達の笑顔が、癒しになってくれるに違いありません。