2008年6月4日 水曜日
「先生、今日はじゃが芋掘りに行ける?」とバスから降りてくるなり、嬉しそうに聞いてきた子ども達です。昨日は雨で中止になり、じゃが芋掘りをとても楽しみにしていたようでした。
年少児にとっては初めての園外保育です。歩き登園の子ども達は、バスに乗れることが嬉しくて「今日は一緒のバスやね。」と口々に話す姿がみられました。生石農園に着くと、古森先生の話を一生懸命に聞いていました。虫を怖がる子ども達のために、虫がたくさんいることについては、「カナブンの幼虫が美味しいじゃが芋を食べたいと言って食べに来てるんよ。ミミズさんはね、じゃが芋が大きくなるようにってお手伝いしてくれているの。ありさんは「みつばようちえんのお友達が来たよ」と嬉しいんだって、みんなお友達だよ。」しっかり聞いていたT君は、虫に食べられて穴があいているじゃが芋をみて、「これは美味しいじゃが芋やけん、幼虫が食べにきたんやね。大変!!早く掘らんとじゃが芋が全部食べられてしまう!!」と一生懸命に掘っていました。大きいじゃが芋が出てくるたびに「わぁ!大きい!!」と歓声をあげていた子ども達。じゃが芋と玉ねぎのおみやげをとても大切そうに持って帰りました。そして、園に戻るとM君が「あのね、幼稚園にだんご虫がおるやろ?じゃが芋畑にもだんご虫がおったんよ。何でやと思う?ずーっと考えよったんやけど、みんながじゃが芋掘りに行くけん、幼稚園のだんご虫さんも一緒に行きたくて、土にもぐってトンネル作ってじゃが芋畑に行ったんやと思うんよ。」と話してくれました。何とステキな夢のある発想でしょう。絵本の中のお話を聞いているようでした。
「今日のじゃが芋、お母さんにお味噌汁の中に入れてもらう!」と楽しみに帰った子ども達にお母さんはどんな献立を考えて待っていて下さったのでしょう。明日の子ども達の話が楽しみです。