2024年1月23日 火曜日
今朝はとても風が強く、冷え込んでいました。「寒い、寒い!」と言いながら登園していた子どもたちでしたが、バスから降りてくると、いつものように多くの子たちが寒さに負けず外で元気に遊んでいました。中には、「全然寒くない!」と言っている子もいて、『子どもは風の子』だなと思いました。部屋でも遊べるように準備していた、廃材やブロックで遊ぶ子もいました。
今日は早めに片付けをして発表会の練習をすることになりました。というのは昨日までは仮園舎での練習でしたが、今日は幼稚園に行って古森先生にアドバイスをもらう予定なのです。子どもたちに古森先生に見てもらうことを伝えると、なんだかソワソワ。「かっこいいの見てもらう!」と約束をして出発しました。
幼稚園に着いて準備をしていると、年長さんたちが作業をしていました。気になって少し覗かせてもらうと、なんと自分たちで衣装を合わせたり、作ったりしていたのです。ハサミを上手に使って自分でイメージしながら切り、切ったものをバランスを見ながら貼ったり飾ったりしていました。さすが年長さん、誰もがハサミを上手に使っていました。「これどこに貼ろうかな〜」「ここがいいんじゃない?」と子ども同士で話す姿も見られ、年少児との2歳の差があると自分でできることが増え、発想力も豊かになるのだと感心しました。
いよいよ年少児が見てもらう番になりました。まずは踊りを見てもらいます。「かっこいいの付けてるね!」と言ってもらうと、とても嬉しそうに笑顔で踊っている子の姿も見られました。踊り終わると「桃太郎さーん!金太郎さーん!浦島太郎さーん!」と順番に呼んでくれ、元気に返事をすることができていました。緊張していたのか、踊りの時の掛け声がいつもより少し小さかったように思えましたが、古森先生が呼んでくれたことによってパッと子どもたちの表情もやわらかくなりました。
次はオペレッタです。代表の子に衣装を着てもらって見てもらうようになりました。振り付けを何度か変えたため、まだまだ覚えきれていない子が多かったのですが、自信を持って踊っている子もいました。古森先生も笑顔で見守ってくれ、踊りと同様「こんぺいとうさーん!ドーナツさーん!」と順番に呼んでくれました。「どのお菓子が美味しそうに踊っているかな〜?大きいの食べたいな〜」と言われると、どの役の子も腕を伸ばして大きく動くようになりました。声の掛け方を少し変えて、子どもたちにもわかりやすい言い方にすることで、気持ちが高まって意識することができると思うので、私自身も勉強になりました。いかに子どもたちが楽しく練習できるか、考えていきたいです。
歌も青コース、赤コース共に聴いてもらうようになりました。「みんなが怖い顔をして歌っていたら、見にきてくれたお母さんたちも怖い顔になっちゃうよ!」とアドバイスをもらうと、子どもたちは笑顔を意識しながら歌うことができていました。
歌い終わって退場する時も、「もうすぐ年中さんになるから自分たちで降りれるよね」と声を掛けてもらうと、前の人に続いて上手に歩いて退場することができました。今までは教師たちが声を掛けたり、手を添えたりして歩かせていたのですが、古森先生が、「みんなクルッてこちらを向いて自分で行きましょう〜」と声を掛けると、子どもたちは自分で考えて退場することができ、そして「かっこいい年中さんになれそう!」と言ってもらうと、とても得意気でした。練習していく中で、できないと思って教師たちが手を出したり、動かしたりしていたことが恥ずかしくなるとともに子どもたちに申し訳なく思いました。子どもを信じ、できたら褒めてさらに良くなるよう自信を持たせていくことが大切だとわかりました。まだまだ練習は続くので、子どもたちと楽しみながら練習していきたいです。