2023年11月24日 金曜日
今日は火災の避難訓練を本園と仮園舎に分かれて行いました。仮園舎の年長児たちがたまたま団地へ椿号の絵本を返却に行った帰りに本園の工事の様子を見ていました。するとたんぽぽ組年少組が防災頭巾を被る練習をしていました。そして園内放送がかかり、園長が「たんぽぽ組さん、年少組さん、そして工事を見ていた年長さん」と呼びかけてくれ『はーい!」と返事をすると、小さい子たちに分かりやすいよう、火災と地震の逃げ方の違い、どうして防災頭巾を被らないといけないのか、先生のお話をよくきいて避難することなど、分かり易く伝えてくれました。そしてその後は非常用すべり台や正面玄関などを利用して上手に駐車場へ避難することができました。
そして今度は仮園舎に住んでいる年中、年長組の番です。今まで大半を幼稚園本園で過ごしてきた子どもたちに、園長が今度は年少さんたちのときよりも詳しくどうして火災が起こるのか、どうして防災頭巾を被るのか、火災と地震では避難の仕方はどう違うのかなどを質問してくれると各部屋から元気な声で返事が返ってきました。そしてしっかりと理解した子どもたちは仮園舎のうさぎ、ひつじの部屋から出火したという想定で非常ベルがなると、子どもたちはさっと防災頭巾をつけて集まり、さんさんらんどの山へ避難することができていました。教師達も、今までとは違う避難経路に、実際おこったときを想定し、もっと上まで逃げるべきでは?別の場所から出火すると北駐車場の方が安全かもしれないなどと、しっかりと考えることができ、子どもたち同様に安全に避難する方法について考えを深めることができました。
避難訓練を終えた年長児はそのまま園庭に残り、お店やさんごっこについてのこども会議を開きました。今まで何度も子ども会議を重ねてきた子どもたちからは、”どんなお店があるか”という議題に対して次から次へと手が挙がり意見がいくつも出てきました。「こんなにいっぱい(16コ)のお店作ったら街になるね。このお店の数でする?」というと『うん!』と返事が返ってきました。どうしたものか…と担任が考えていると天の声、園長から「古森先生はアイスやさんに行ったらアイスしかないからそれだけ買うけど、おかしやさんにアイスを買いに行こうと思って行くと他にもクッキーやわたあめ、あっケーキも買おう!って買いたいんだけどな」とつぶやいてくれました。
すると、子ども達から「何人かが集まって1つのお店になって、仲間も作る!!」と似たようなお店を集めて1つのお店を作る案がでました。そこからはとても早いです。10以上あった細かなお店も1つにできるものは何かと考え、色分けし、あっという間に4つのおかしやさん、おようふくやさん、レストラン、おもちゃやさんができました。すると、またまた天の声です。「古森先生、お買い物行きたいけど、どうしよう!?お金がない!!」と聞こえてくると「あっ!銀行がいる!!」「カードもお金も!」「あとお金をボタン押して出してくれる機械も!!」ともう1店舗お店が増え5つのお店になりました。やってみたいお店に分かれるとキレイに人数も分かれることができました。「月曜日から頑張るぞー!」と意気込みも高まりました。そのためには帰ったらお母さんたちにも「私(僕)〇〇のお店するんだけど使えそうな廃材ない?」って聞いてみるという宿題ももらいました。帰る時には「先生、私おもちゃ屋さん頑張る!」「銀行見に行ってくるね!」と期待を持ってそしてやる気いっぱいでワクワクしていました。早速月曜日から教師達は子どもたちの指示のもと、アルバイトとしてお店屋さんの商品作りを頑張りたいと思います。
また、保護者の皆様も子供からお店の相談を持ちかけられたら遠慮なく欲しい商品など注文して頂けたらと思います。材料になる物などご家庭でも一緒に考えてもらえたらありがたいです。