2011年8月12日 金曜日
今日は青コースの夏季保育です。久しぶりの幼稚園でバスに乗ってくる子も、お歩きで登園する子もとっても嬉しそうでした。友達と、夏休みにお出掛けしたことや、おじいちゃんの家に泊まりに行ったことなど会話が止まることなく、バスの中は大盛り上がりでした。
全員が集合したところで、夏期保育の始まりです。子ども達も保護者の方も楽しみにしている先生達の劇では、「汗をかくって大事なの?」というテーマをもとに進めていきました。クーラーをつけたとても涼しい部屋から出てきたAちゃんは、涼しいところで遊んでいたから、汗を全くかきません。どうしたら汗をかいて涼しくなるの?という問いかけに、くま組のH君は「外で遊ばんと!!」と話を理解してすぐに答えてくれました。普段から外で元気いっぱい体を動かしている子ども達は、たくさん遊んだ後は水分をしっかり摂ること、汗をかくと体の中の水分が出ていってしまうので水分補給を必ずすること。又、水分を補給するだけでなく、他にも涼しくなる方法も学びました。普段幼稚園で園庭に水をまいている教師の姿を見ていた子ども達は、水をまくとどうして涼しくなるのか学びました。地面に水をまくことで、水が水蒸気となって空気中に熱をもってあがります。そこへ吹いてくる風はとても涼しいという事を知り「先生がホースで水しよった。」と経験を元に理解する姿が見られました。
色々なことを学び、フリースクールのコーナーに興味を持っていた子ども達は「さあ!!色々な所にいっていいよ?。涼しい遊びをしてきてね。」という掛け声に、一斉に自分達の好きなコーナーへ向かいました。今回もクラスで行動するのではなく、7つのコーナーにそれぞれ分かれて自分がしたい所に行く。という形にしました。最初はどこに行こうか迷っていた年少児もいましたが、興味を持ったコーナーを見つけると、走っていきやり方を聞きながら涼しい遊びを楽しんでいました。
「水を溶かすコーナー」では、氷の中に入っている宝物を取り出すために一生懸命に手でこすったり、おぼんでこすってみたりと方法を考えて遊んでいました。どんどん氷をこすっているうちに、手が冷たくなってしまったので、隣にいた年少児のほっぺを冷たくなった手で触ってみると、年少さんは驚いていましたが、すぐに「冷たかった?♪」と嬉しそうに笑いました。それを見ていたぴよぴよの子ども達も教師に「せんせ?い。こっちきて♪」と言い冷たくなった手で教師のほっぺを触っていました。又、氷が溶けてしまいおぼんに水が溜まっているのに気付くと、劇で水をまくと涼しくなるという場面を思い出して園庭にまきました。隣では霧吹きで足に水をかけうちわで扇ぎ自分達で涼しくなる方法を試していました。
「スイカ割りのコーナー」では、今日はそれぞれが遊び方を工夫していました。親子で協力して、お父さんの「右・左・もう少し前」という指示に沿って、子どもがスイカ割りに挑戦し、うまくいかなくてももう一回挑戦する姿がありました。又、年少さんは目隠しをしたことで怖くて前に進めないでいると、副園長が「6歩進んで。」と一言言うと、数を数えながら一歩一歩進んでいくことができました。スイカ割りは、1つ目は何回か挑戦すると割れましたが、2回目はなかなか割れませんでした・やっぱり最後はお父さんの出番!!と目隠しをしてお父さんの挑戦です。子ども達の声援をうけて頑張ったお父さんは、見事スイカを割ることができました。みんなで協力して割ったスイカは、とてもおいしく口の周りを真っ赤にして嬉しそうに食べていました。
「水で遊ぶコーナー」では、ペットボトルからペットボトルへとこぼれないようにと集中して水汲みをしたり、流れる水の勢いで回る風車で楽しんだりしていました。動く船を作る年長児もどうして動くのか動く仕組みを調べて作る姿も見られ、作った船を浮かべて上手に動くと、とても喜んでいました。
今日もたくさんの子ども達と保護者の方々、こあらの子ども達や見学者の方々と、各コーナーで思い思いに楽しんでいただきました。夏休みに涼しい遊びをたくさん経験することができたと思います。またお休みになりますが、いい汗をかいて家庭でも涼しい遊びを見つけて過ごしてほしいなと思います。