2023年10月24日 火曜日
今朝、私がバスから戻ってくると、ひまわり・さくら組の部屋では、いそいそと何かを描いている子どもたちがいました。そっとのぞいて見ると、そこにはアンパンマンの絵が描かれていました。今日はアンパンマントロッコ列車の遠足の日で、列車に乗っている友達をお見送りするために絵を描いていたのでした。大きな顔のアンパンマン、体やマントも描かれているアンパンマンなど、様々な可愛らしいアンパンマンが出来上がり、廃材や広告で作った剣に付けて旗が完成しました。年長児は、自分たちで横長い用紙に大きく文字を書いて、周りには列車や動物など楽しい絵を描いて素敵な横断幕が出来ていました。さすが年長さん!上手に文字や絵を描いていて、きっと列車に乗っている友達に「たくさん楽しんできてね!」という思いが伝わるだろうなと心が温かくなりました。
出来上がった旗や横断幕を持って、いざ踏切前へ!移動している時ですら子どもたちはお見送りが楽しみなようで、「早くバイバイしたいね〜」と旗をひらひらと振って嬉しそうにしていました。
到着すると子どもたちはソワソワしていて、「まだかな〜」「早く来てほしいな」と話していました。中には誰がアンパンマン列車に乗っているのかを知っている子もいて、「Yくん、アンパンマン乗るんでしょ?手振らんといかんね!」とワクワクしながら待ち構えていました。
しばらくして、カンカンカンカン…と遮断機が下りて電車が来る合図が聞こえると、子どもたちは急いで旗や横断幕を広げて、電車が来る方向をじっと見ていました。遠くに列車が見えると子どもたちも「きたー!」と言ってニコニコでお見送りをしました。
アンパンマン列車は子どもたちの顔が見えるようにと、運転手さんがスピードをゆっくりにしてくれ、子どもたちやお母さん、お父さんの顔もよく見えました。お見送りをした子どもたちも、列車に乗っている子どもたちも笑顔で手を振っていて、とても温かい気持ちになりました。「〇〇ちゃん手振ってくれたよね!」「お顔が見えたよ!」と嬉しそうに話す子どもたち。一生懸命に旗や横断幕を作って素敵なお見送りになりました。
お見送りが終わり、部屋に戻ると早速、さっき見たアンパンマン列車を描いたり、お見送りをした時の旗の続きを作ったりする子もいました。中には、「この旗持って帰ってお母さんに今日のこと話す!」と言っている子もいて、お見送りの時間は数秒の短い時間でしたが、その一瞬の体験がとても大きな感動となり、思い出につながったことと思いました。
『胸いっぱい、元気いっぱいのアンパンマン遠足♬行ってきま~す♬編』 吉本 多恵子
今日は毎年恒例となりましたプレ年少・年少さん対象の希望者による遠足です。
この「アンパンマン遠足」は、行く人も楽しみですがもう一つのお楽しみがあるのです。それは・・・JR四国の方もビックリ!!三葉幼稚園ならではの「お楽しみイベント」「みんな揃ってのお見送りイベント」なのです。行く 側も送る側もこの瞬間、ほんの4~5秒ぐらいですが心が一つになるみたいに温かく心の中に残り、幼稚園の皆も一緒に行くような気持になるのです。
今日もJR松山駅に古森先生と事務の長曽我部さんがお見送りに来てくれました。見るとJR四国の方や松山駅の駅長さん、駅員さんたちがずらりと並んで送ってくださっていました。その中にはJR四国のマスコット人形さんも並んで手を振っていてびっくりしました。
温かいお見送りを受けて出発したすぐ先には、幼稚園の子たちがポンタ農園に行く途中にある踏切の前で待っていてくれたのです。
車内ではもう大騒ぎ!!「わ~すご~い」本当にが手を振ってくれているとみんな本当に嬉しくて、どの車内でも声を出して手を振っていました。実は列車の運転手さんがこの瞬間、速度をぐ~んと落としてくださったお陰で幼稚園や子どもたちの顔がとってもよく見えました。幼稚園の先生と子どもたちで作ってくれた横断幕がキラキラと輝いて見えました。
そんなみんなの温かい気持ちを乗せて出発したアンパンマン列車の中は、楽しくて楽しくてみんな大はしゃぎでした。どこを見てもアンパンマンだらけで、どこもかしこも写真撮影の場所だらけで、みんな車内探検を楽しんでいました。
さて、波方駅到着。さあここからは波方公園までみんなで長~いあぜ道を歩いていくのですが・・・。
「みんな大丈夫かな?歩けるかな?」とちょっぴり心配でしたが何のその、たんぽぽ組さんたちをはじめ、年少さんたちも歩く♬歩く♬楽しそうに歩いていたので驚きました。
ちょっぴりくじけそうになったA君も向こうに公園が見え始めてからは「もうすぐお弁当!」
「なにがはいっているの~?」と聞くと「おにぎり~!唐揚げ~!」と言って、また張り切って歩き始めたのでした。
公園まで30分~40分歩きましたが歩いた爽快感は本当に気持ちよく、着いたとたんみ~んな笑顔でお弁当を食べていました。いっぱい歩いた後のお弁当は最高においしかったことでしょう。お昼のお弁当の時間は最高に楽しく、どの家族も幸せのひとときだったことと思います。
その後、お弁当を食べるや否やすぐ滑り台に向かって走り出したIちゃんとお父さん!それに続き、次々と子どもたちが遊具に向かって走っていき遊び始めました。
たんぽぽ組のSちゃんは、お母さんが追い付かないくらい走り回り、お母さんは「追いつくのが大変!」と言いながらも幼稚園に入ってからこんなに体力がついたんだと思うと嬉しい!」とおっしゃっていました。また、長い滑り台はさんさんらんどでも滑っているので慣れている子どもたちは、年長さん、年中さん、年少さん、たんぽぽさんまで友達同士で「キャッ!キャッ!」と言いながら、それは楽しそうに滑っていました。年長のSちゃんとIちゃんは「高い高い網の橋」を渡っていて、びっくりしました。それを見た妹のHちゃん!「わたしもできる!」と、どんどん上っていくではありませんか。お母さんも後から慌ててついていきましたが途中で断念!!帰ってくることになりましたが・・・。たんぽぽ組の子どもたちも、たくましい一面を見せてくれていました。どの子も全員いっぱいいっぱい遊んで保護者の方も子どもたちも飛び切りの笑顔で遊んでいました。
疲れていると思いきや帰りの道も元気いっぱい!波方駅目指して歩いていたのには、本当に驚きました。!!
さらにこれでは終わりません。帰りの列車の中でもまだまだびっくりすることがありました!
「おかえりなさ~い」とまた先生と子どもたちが朝の踏切で迎えてくれたのです。
「わ~!!」列車の中でもまたまた大歓声!!迎えてくれた先生と子どもたちの顔を見て涙が溢れ、胸がいっぱいになりました。みんな本当にありがとう!!
今日は一日よく歩き、親子でたっぷり体を動かした遠足でした。そして、温かい思いを胸にいっぱいため込んで、行った側も見送る側も楽しい体験となりました。