2011年7月30日 土曜日
幼稚園が夏休みに入りました。ぴよぴよちゃん達は暑さに負けず元気いっぱいに過ごしています。ひよこ組さんに行っていた7名も夏休み中はぴよぴよでの生活になり、ぴよぴよはよりいっそう活気にあふれています。
今週は、子ども達の行動に何度も驚かされました。そんなことを考えるの?すごいなぁ?!と感じさせられることがたくさんありました。行動範囲が広くなり、子ども達にも新しい発見がたくさんあったからではないでしょうか。副園長に部屋を改善してもらいました。出入り口の戸をはずして、廊下まで出て遊べるように仕切りをしたのです。広くなったぴよぴよの部屋に子ども達は、嬉しくて嬉しくてたまりません。「でてもいいの?」と保育者の顔を見上げてそっと一歩一歩足を踏み出しました。そして、次々と出て行く子ども達。いつもは“勝手に出ない!”のお約束をしていたので、お部屋から外に出るのが待ち遠しい様子でした。視野が広がると楽しい発見がいっぱい!かぶと虫さんのお家を覗いてみたり、大好きな弓達さんや先生達の居る事務所を覗いてみたりと発見があるたびに保育士に伝えてくれます。カタコトで一生懸命何やら言いながら、指さしで「こっちこっち!」と連れて行ってくれます。その子ども達の目は本当にキラキラと輝き、期待でいっぱいとはこういうことなのかと感じました。
そんなある日、新しいお友達が増えました。赤いべべ着たかわいい“きんぎょさん”です。子ども達はすぐに気がつき「あっ!おさかなさんだ!」と口々に言うと、水槽のまわりに並んで座って・・・さぁ観察です。「あっ!ご飯食べた。」 「かわいいね!」 「ねよるよ・・・」 1歳2ヶ月のTくんも気になり様子を見に来ました。水槽にぐっと近づき手をそえてじーっと見つめます。そして、急に立ち上がると手を水槽の中に“ポチャッ・・・。”一瞬沈黙の後は大騒ぎです。何を思って手を入れたのでしょう。あまりのかわいさに触ってみたかったのか・・・お水に触りたかったのか・・・。保育士も驚くような行動がいつでもどこでも見られます。水槽に糸をたらして釣りをしたり、水槽におもちゃを入れてみたり。何だろう?さわってみようかな!ちょっとなめてみて・・・と発達に必要な経験を自らしてみる1歳児達なのです。もちろん、私達は目を離さず安全を確保しながらも、この子達の成長に必要な行動を見守り、気づき、援助していくのです。
ガラスの壁に出会った子ども達は向こう側に見えるお友達に「おーい!」 いつのまにか向き合って、小さな子から大きな子まで大集合でいないいないばぁが始まりました。みんなが「ばぁ!」を大合唱している姿は本当にかわいらしいものです!
こんなに小さいぴよちゃん達は、一生懸命にいろんなことを考えて、行動して生きる力を身につけていくのだと改めて感じました。毎日毎日新たな発見をしてくれて、私達保育士も楽しませてもらっています。