2023年9月24日 日曜日
幼稚園児達が屋外遊ぎ場で、毎日運動会の練習をしているここ数日間。
本園舎のテラスや園庭はももの貸し切りで使える時間があります。
まだまだ残暑が厳しい日中ですが、時折吹いてくる風は秋の気配を感じます。
それをいち早く察したトンボ達が子ども達の頭の上を飛びかい、その風景も心が癒され、秋を感じながらの大好きなテラス遊びの時間は、日々長くなっています。
「もも組さん!テラス行くよ。」のかけ声で、あわてて帽子を取りに行き(友達の帽子を持ってくる子もいますが) 頭に被せてのアピールが始まります。
一方で帽子の苦手な子は 「帽子なんかいらなーい。早くお外で遊びたい。」とばかり。
被せても被せてもすぐにポイと投げすててます。
我先にと移動し始め、その姿にも頼もしさを感じます。
そして、この移動に気配を感じた低年齢児も、自分の力で行こうとハイハイしたり、ヨチヨチ歩いたりして一生懸命、後を追いかけていくその姿は、乳幼児が集団の中で自ら育つ、正にその姿に 他ならないと誇りに思うと共に可愛いく、保育教諭達は、何度も振り返り「こっち、こっち、こっち」と手を叩きながら見守っています。
テラスに着くと透明のアクリル板の向こうにショベルカー等の大きな動機が動いているのが見え、いつの間にか見える一番近い場所まで行っています。
手洗い場につかまり立ちをして、食い入る様に見ているH君やK君を見ると、この環境に感謝する日々です。
ボールを転がして追いかけている子。
バスケットらしき遊びを楽しんでいる子。
長椅子の上でミニカーを走らせている子。
ホワイトボードに磁石を貼っている子。
テラス前の人工芝の上を「よーいどん」をしている子。
各々が好きな遊びを見つけられています。
そんな中でここでも日々成長しているなと感じる嬉しい場面がいっぱいあります。
ついたての端と端に立って「いないいないばぁー」をして笑い合い 関わって遊んでいる子、また、Rちゃんは8月9月入園の子達より少し だけ先輩ですが、脱いでいる帽子を渡したり、ボールを取ってあげたり、泣いている子の側に行ったりとお姉ちゃん風を吹かせています。
入園して間もない子達は、保育教諭のだっこや膝の上が一番 安心できる落ち着く場所だったのですが、少しずつ慣れてくると、自分の興味のある場所や物で安心して遊べるようになってきます。
Nちゃんは 豆イスが大好きで泣いていてもそこに座ると友達から渡される玩具を受けとったり、ひっぱって移動したりしてホワイトボード前に行き、磁石を貼り付けて遊んでいます。
F君はタライの中が好きで、入ると にこにこしてその周りで遊んでいる友達を見ています。
保育教諭が、タライの中にミニカーを入れてかき混ぜるとミニカーが動くのを見て手足をバタバタさせながらご機嫌でした。
それを見ていたY君がタライの中に次々とボール、ブロック、絵本を入れ、かき混ぜていました。
そして最終的には自分も入りこんで楽しんでいました。
1歳児の遊びは真似っこから始まっていきますが、次第に自分なりに考え、大人では思いつかない事に繋がっていきます。
その姿にはいつも笑いと共に感心させられます。
集団生活の中では、大人が教えることは1つ1つですが、子ども集団の中で自ら学び教わることは多様であることを実感する毎日です。
三葉幼稚園の末っ子のもも組が、安心して過ごせるように、事務所近くにお部屋をしていただき、三葉大家族のひとりとして古森先生を始め、沢山の先生に声をかけて頂き、感性が育っています。
園外から帰ってきた年中・長さん達の「ただいま」の声を聞くと言葉にならない子も、身振りで喜んでいます。
もう少し涼しくなったら、屋外遊ぎ場まで散歩に出かけ頑張っている お兄さんお姉さん達に会いに行きたいと思います。