2023年9月16日 土曜日
9月中旬とはいえ、まだまだ残暑厳しい毎日です。しかし子供たちは汗をかきながら元気いっぱい過ごしています。時々、山から吹きおろしてくる涼しい風に、秋らしいさわやかさをいち早く気付いた子どもたちが、テラスや人工芝に気持ち良さそうに座っていたり、寝転がったりしていました。
今月からもも組からみかん組に6名の子ども達が仲間入りしました。ひよこ組の1番小さいクラスから進級ということで「うちの子もお兄ちゃんになったんやね。」と成長を感じてもらったり「大丈夫かな?」と環境が変わることを心配される声も聞かれました。しかし夏休み中にもも組さんとは同じフロアで過ごしていたため、その子なりにコミュニケーションを取ることができていて、初めのうちは不安な表情を見せながらもやがて落ち着いて過ごすようになってきています。登園するとシール貼りや持ち物の片付け、タオルかけなど自分でできると保育教諭から褒められるのが嬉しくて、R君やYちゃんは何度もかけたりはずしたりして、その度に拍手しては嬉しそうに笑う姿がまたかわいらしいのです。
朝の支度が終わると(終わらないうちでも・・・)外から楽しそうな声に誘われるように、テラスや人工芝へ出て行きます。9月に入って幼稚園の運動会が遊ぎ場で行われることになって練習が始まり、ひよこ組の子ども達は朝からにぎやかな雰囲気の中で、幼稚園児たちが走ったり踊ったりする様子を間近で見ています。登園すると幼稚園児たちが1番に園庭の小石を拾って泥船に入れていくのを見て保育園児も人工芝から手が届くところにある小石を拾って、同じように泥船に入れていました。1つ入れてはまた拾いに戻り、時々こちらを見ては、お手伝いしてるよ!と言わんばかりの得意げな表情を見せます。でもそのうち砂遊びを始めたり、小石がたくさん入った泥船に入り石風呂気分で?座ったりする子もでてきました。そんな保育園児の様子を見て困ったように笑ったり、「だめだめ!」と人工芝から出て行かないように見てくれるのですが、子ども達は相手にしてもらえることが嬉しいようです。幼稚園児たちを見る子ども達の目はいつも真剣そのもの。リレーをしたり踊ったりする様子を観察するようにじっと目で追っています。年長さんのリトミックを見ながら足踏みを始めたり、手をたたいたり見様見真似で身体を動かす様子がとてもかわいらしいです。
幼稚園児たちの中にはひよこ組出身の子ども達がたくさんいます。練習する様子を見ながら私達もついついそんな子たちを探してしまいます。『大きくなったなあ』『あんなことができるようになって』と成長を見守ることができることがとても嬉しいのです。今いるみかん組の子ども達も来年はあの中にいるのかなと想像すると、楽しみだったり心配だったり・・・。ひよこ組から立派な三葉っこになれるよう、幼稚園児たちにも刺激をもらいながら成長の手助けをしていきたいと思います。