2023年9月6日 水曜日
工事期間中、本園で生活している年長児とぱんだ・りす組の子どもたちは、登園してくるとテラス前のテント下でフラフープやバスケットボールなど、自分がやりたい遊びを見つけて元気いっぱい遊んでいます。
一方で、もう1つ子どもたちの中で流行っているのが虫探しです。以前から一部の子どもたちに1年中人気の場所でもある事務所の横の花壇には、バッタやだんご虫など、いろいろな種類の虫たちが住んでいるのです。年長児の帽子に混じって、最近は年中児の帽子も頭を寄せ合って虫探しをする姿が見られます。ぞう組のYちゃんは「赤ちゃんだんご虫を探すの!」と言って、プランターを動かしながら、じっと目を凝らして探していました。とても小さいだんご虫の赤ちゃんを見つけると、友達に嬉しそうに見せていました。そして、保育室からちょうどいい廃材を見つけてくると、捕まえた虫を入れて観察をしていました。誰かが「だんご虫をつかまえた〜」という声が伝わってくると、更に入れ替わり立ち替わりでいろいろなクラスの子どもたちが集まってきて、「あそこにいる!!」「ここにいるかも・・・」と夢中になって探していました。捕まえられない子も友達の手のひらの上をごそごそ動く様子を時間を忘れて見ていました。
園庭やテラスで遊んでいると、幼稚園を建ててくださる建設会社の方が新しい幼稚園の完成図を持ってきてくれました。新しい幼稚園の完成図に子どもたちも「すご〜い!」「楽しみ♪」と言って、目は釘付けです。(もちろん、その図に釘付けなのは子どもたちだけではありません。先生たちもそれ以上に楽しみにしています。)りす組のKくんもその完成図を見ながら、「工事しているのが終わったら、幼稚園が新しくなるね。」「たくさん遊びたいな〜」と言っていました。
7月から始まった園舎解体工事から子どもたちはしっかり園舎がなくなるまでを見届け、これから新しい園舎が出来ていく様子を見守っていきます。このような二度とない経験を大切にしながら、働いてくださっている人達への感謝と働くこと、何かをすること、協力し合うことを学習していきたいと思っています。その先にある自分たちの新しい幼稚園の完成がまた一層楽しみになりました。