2023年6月7日 水曜日
先日、秀野邸の畑でのじゃがいもと玉ねぎの収穫をしたことから自分たちが植えたものが大きくなってみんなで収穫できたことを喜んでいた年長児達は、次は年中・年長児で収穫するさつまいもを植えることを聞いて期待しながらレインボーファームに苗植えに向かいました。秋になって年中さん達も一緒にさつまいもが掘れるように1番お兄さんお姉さんである自分達がさつまいもの苗を植えるのだとやる気満々でバスの中でもドキドキワクワクが止まりません。レインボーファームに行くのは昨年のさつまいも掘り以来1年振りです。レインボーの隣にある乗馬クラブの馬が見えると「あー思い出した!」「私はもっと前から思い出してたよ〜」と子ども同士で自慢し合いながら話に花が咲きます。
レインボーファームに着き、広い畑に色々な野菜やお花が見えると「うわぁ〜」と目を輝かせてバスを降りて行きました。広い畑には、蝶々やツバメも飛んできて、そろそろ夏が近付いている様子が伺えます。「ちょうちょが追いかけっこしてるよ〜」と今ならではの自然を楽しんでいました。
さつまいもの苗と言ってもどんなものをどのように植えるのでしょう。子ども達は今までにチューリップの「球根」を植えたり、じゃがいもの「お母さんお芋(種芋)」を植えたり、菜の花の「種」を蒔いたり、、今度は苗です。子ども達は新しい「苗」という言葉を聞いて「???」と首を傾げながらレインボーのおじさん達の前に集まりました。興味津々で紙をマルチに見立てて植え方について説明を受ける子ども達の顔は真剣です。あまりの真剣な表情に思わずカメラのシャッターを切っていました。
さつまいもの苗を植える畝には、マルチが張ってありました。マルチは何のために張っているのか?という質問にくま組のHちゃんは「カラスがつつかんように!」と答えていました。三葉っ子達は春からカラスとの戦いが続いていました。子ども達にとってここでもカラスが1番の敵?だと思っているようで可愛くて笑っていると、ぞう組のRちゃんは「お布団の代わり!」と話し、色んな経験から繋げて話す子ども達の発想に驚きました。マルチがあると中が暗くなってさつまいもの苗の栄養を取ってしまうお芋の敵が育たないのだというヒントをもらうと子ども達は「ざっそうー!」と声を合わせて言いました。レインボーファームのおじさんも「お芋さんだけ大きくなるようにしているんだよ」と教えてくれました。苗の向き、植え方は玉ねぎと一緒で「寝かせて植える」。子ども達は「ねんね〜」とさつまいものお兄さんお姉さんになったかのように優しい声でおやすみポーズをしていました。
予習をして準備万端!1人2本の苗を持って畝に入ります。苗が入る穴を掘り、優しく土をかけます。くま組のYちゃんは「大きく育ってね〜」と優しく声を掛けながら土をかけてあげていました。それぞれ「みんなとお芋掘りしたい!」「焼き芋できるかなぁ」と思いを込めて苗植えを楽しみました。苗を植え終わるとレインボーファーム探検に出発です!
広い畑には、ナスやトマトきゅうりなどの夏野菜がありました。それを見て「家にも植えてるよ〜」という子が何人かいてお家の野菜事情について盛り上がりました。
ずっと歩いて行くと大きな田んぼが、、そこには今度みんながもち米を植える堀内さん家の田んぼです。今はまだ水は張られていませんが昨日の雨でできた大きな大きな水溜まりがありました。「あめんぼがいる!」「この貝なに!?」とみんな一斉に覗き込んでいました。レインボーファームで様々な植物や生き物を見て触れることができました。自然に囲まれた空間の心地よさとここでしか感じられない土や風、そして匂いを十分楽しんだ1日でした。田んぼ、山、川、野原などそこでしか感じられない自然を全身で感じさせていきたいものだと思いました。