2023年4月19日 水曜日
今日は、年長組になったばかりの子ども達が「第1回子ども会議」を開き、その後も何度か繰り返して話し合って計画を立ててきた「なかよし会」の日です。今日まで年長児達は、年少さん達の入園をどうお祝いするか、新しいお友達が入園してきて嬉しいことをどう伝えるか話し合ったり、教師にアドバイスをもらったりして進めてきたのです。年長児と言っても、つい最近まで年中さんだった進級したての年長児。まだまだ慣れていないことだらけですが、必死に〜しよう!〜してみよう!と毎日考えてきて話し合う子ども達の目は日に日に輝き、成長していく姿がとてもたくましく見えました。
さて、待ちに待ったなかよし会、年長児が年少さんを迎えに行って手を取り、年中さんの待つ「なかよし会」の会場へ案内し入場してきました。年少さん達は、お兄ちゃんお姉ちゃんに手を繋いでもらってにっこにこです。まずは、年長児の「みんなでにこにこ元気いっぱい遊びましょう」とはじめのことばで始まったなかよし会、元気いっぱい手遊びや踊りを楽しんでいくうちに会場の雰囲気が1つになっていきました。プログラムは年長児の進行です。代表の年長児達が順番に「次、わたしの番?」「任せて!」と会の流れを見てさっと対応していきます。
恒例の玉入れは、各学年に合わせてカゴの高さを調節して行うことにしました。年長・年中児は各2クラス対抗ですが、高さが本当に同じなのか細かいところでの話し合いを持つ場面も見られました。勝つためには差があっては不利になるというのです。青コースはらいおん組・ひつじ組が、赤コースはきりん組・りす組が勝ち、負けたクラスはもう一度できないかと教師に迫る場面もありました。
次は年少児の番です。玉入れをしたことがない子どもがいる中、勝負よりもボールをカゴに入れることが楽しいのが年少児。園長先生からボールが入りやすいように教師はボールを受けるつもりで下の方で動かすなどのアドバイスをもらい、それぞれの担任が子どもの様子を見て高さを調節することになりました。赤コース、ちゅうりっぷ組のS先生は甘々、、少し低めで、さくら組のN先生は控えめな高さ、一生懸命入れる子ども達ですが、入っていくボールの量に差が出てきていました。それに気付いた園長先生はN先生に低くするようにアドバイスをし、さくら組も沢山入るようになりました。数をみんなで数えて、さくら組が4つ少なく「負け〜」となるところでしたが、特別に4つプラスでちゅうりっぷ組さんと同点ということになり、共に喜び合っていました。
たんぽぽ組さんの玉入れが始まる頃、青コースには、口を大きく開けた「かばおくん」がやってきました。お腹を空かせたかばおくんは、ボールが大好きということでプレ年少児はかばの口に向けてボールを投げていきました。狙いを定めてボールを投げる子ども達はにっこにこです。
「困ったことがあったらぼく達わたし達が助けます!」の年長児からのおわり(誓い)の言葉があり、会が終わるとキラキラの金平糖のプレゼント。みんなで大きな円になって食べました。キラキラ輝く金平糖を手に乗せてもらって大切そうに握るとその拳を上にあげて「おめでとう!これからも元気でがんばろう!」と誓って終わりました。
今回のために準備してきた年長児達は、年少児の笑顔やお礼の言葉を受け、嬉しい気持ちで降園していきました。誰かのために何かをすると自分まで嬉しい気持ちになることを感じることが出来た年長児ですが、教師達も子ども達の姿を見て学ぶことが沢山あることを改めて感じた1日でした。