2023年1月29日 日曜日
10年に一度の寒波が到来した今週、そんな寒さにも負けじと元気に登園して来た子ども達です。「さむいね」と言いながらも、テラスや人工芝で広げたスペースに出したトランポリンやジャングルジム、巧技台などでたくさん身体を動こして遊んでいました。
寒波が来るという情報に、屋外遊ぎ場での生活をしている中で天気の移り変わりにとても興味を示していたみかん組の子ども達に、この時期ならではの自然の変化を体験させたいと前日、バケツやままごとの食器に水を張って帰ることにしました。月曜日の夕方、氷ができたらどんな反応をするかなと想像しわくわくしながら水を運んでいると、❝なにか楽しそうなことをしてる!?❞と様子を伺いに来たのはRくんとMくんです。食器に水が入っているのを見てそーっと指をつっこんで触っていました。「水だね〜、冷たいね〜。明日はどうなってるかなぁ?」と話をしながら保育室へ戻りました。
火曜日、残念ながら氷はできず、よく冷えた水が完成していました。水曜日、ついに氷ができました!子ども達にも手伝ってもらい保育室へ運びました。好奇心旺盛な子ども達はあっという間に集まってきました。「見て見て!氷だよ!」と言うと「こおり?」と不思議そうに首を傾げていましたが、指でそっとつんつんつついたり、つるつるの氷の表面をなでてみたり、触ってみるもののその冷たさに驚いて目を丸くしてすぐに手を離すなど反応は様々でした。食器やバケツから氷を取り出してみるとか、1〜2cmの厚みのある氷はキラキラ光っていました。子ども達はそれを見ると我先にと手を伸ばして持ってみようとしますが、つるつるすべって氷は逃げていきます。冷たい氷に「ちべたいっ!」と言いながらも何度もつかもうと挑戦する姿がとてもかわいらしかったです。少しずつ冷たさに慣れてくると、今度は大胆につかんでおわんに山盛り入れたり、氷の入ったバケツにおわんやお皿を入れてすくったりと思い思いに遊びはじめていました。
「キラキラどうぞ。」「ちべたいねぇ。」と子ども同士で話をしながら楽しむ姿を見て、「よかった~。」と嬉しくなりました。こんなに喜んでくれるならば明日も凍りますようにと祈る気持ちで再度水を入れて用意していると、真似をしてコップやおわんを持って水をくみに来たRちゃんとOくんと明日も氷ができるといいねと話しました。残念ながら氷にはならにったのですが、一緒に準備をしワクワクする時間を持てたことはとても貴重だなと感じました。
今週は雪に触れることもでき、例年に比べ一層冬を体験することができました。しっかりと寒さ対策と感染予防をしながら❝この時期ならでは❞の自然を見つけ、子どもたちともっともっと体験していきたいと改めて思いました。