2023年1月26日 木曜日
昨日冷たい風が吹く中、キンキンに凍った氷で沢山遊んださくら組の子どもたちは、2階のテラスで廃材の中に水を入れて凍らせようとしている年中さん、年長さんの姿を見つけました。自分たちもやってみたい!と言って教室の廃材箱からそれぞれ好きな廃材を選んで水を入れテラスに置いてみることにしました。みんな「わたしは卵のやつ!」「ぼくはこの大きいの!」とドキドキワクワクで朝凍ってるのを楽しみに帰っていきました。
そして今朝、登園すると早速テラスに出て恐る恐る触ってみると、昨日水を入れた廃材に氷ができていました。「わあ!氷になっとるよ!」と大喜びの子どもたちでしたが、その氷をさわっている子の一人が「なんか今日の氷はすぐ壊れるね〜」と言うと他の子も、「確かに!昨日のはもっと大きくて固かったのに!」「この形は難しいんかな〜??」とハテナがいっぱいになりました。「なんでだと思う?」と質問してみると、「う〜ん、昨日は雪が降ってたからだ!!」「今日は雪がないからだよ!」「まだ、できていないんだね!」とあれこれ考えていました。そして、今日も容器に水を入れて置いてみて明日こそ氷ができているのかもしれないと試してみることにしました。
さて、発表会のことも気になり始めた教師達は少し不安になってきて力が入っていました。オペレッタ、踊りの練習をしているときに、古森先生が入ってきて、「あらあら、これでは先生達の発表会になってしまうわよ」と声をかけられました。気が付くとオペレッタの子どもたちの舞台の上に年少の教師全員(6人)が上がって、それぞれのグループを動かしていたのです。「それでは子どもたちは先生達の体に邪魔されて見ることも踊ることもできないよね」「先生達は前からニコニコで見ていてね」と指導を受けました。なるほど、子どもたちには「みんな自分で踊ってみてね。とっても上手だよ」と声をかけてもらうと笑顔で踊り始めたのです。そして今日、給食を食べた後、オペレッタの曲を流すとすぐに集まってきて、楽しそうに踊り始めたのです。私も一緒に踊りたいと思い、踊りに入ると「先生〜!私たちで踊るんだからやめてよ〜!!」「そうよ!ダメ〜!」と子どもたちに怒られてしまいました。「あっ、そっかごめんごめん」と私は手拍子をして子どもたちの踊りを見守ることにしました。
子どもたちは一段とやる気が高まってきたようです。子どもたちを信じること、教師は焦ることなく楽しく見守り、認め、指導していくことを学びました。寒い日が続きますが、寒さに負けず楽しいことを見つけて遊んでいる子どもたちです。発表会の練習も遊びと同じように楽しんで、ごっこ遊び感覚で進めていきたいと思います。