2008年5月15日 木曜日
今日も天気が良く、ほとんどの子どもたちが、戸外で遊んでいました。たたき染めのコーナーでは、今までは、白い布を四角い形に切ったものをそのまま出していましたが、花の形に切って出してみると、子どもたちが、「私はハートの形がいい!」「星の形がいい!」「花の模様がいいなぁ」と言いながら好きな形に切って利用する姿が見られました。毎日作っているAちゃんは、初めてつくるBちゃんに「Bちゃん、どんな形にする?」と言って一つひとつ隣で見本を見せながら、作る姿が見られました。Yちゃんは、自分の分と弟の分と2枚作りました。
又、浸し染めのコーナーでは、赤・青・黄の3原色を出してその色を使っていくつの色ができるかな?と子どもたちにも問い掛けながら、試してみました。Kくんは赤・青・黄色の絵の具を四角に折ったキッチンペーパーにたっぷりひたしたので、開いてみると、全部の色が混じり合っていて「わあ、ここは紫色やでここは黄緑でここはオレンジになっとる」と言って上から順に変化した色を楽しんでいました。そしてもう一度すると言って次は少しずつ、3色の絵の具をつけてみることにしました。そうっとそうっと、3色の絵の具を一つひとつていねいにつけていくと、今度はさっきのにごった色と違ってとても鮮やかな色になりました。「さっきと違う色になっとるー!!」とKくんは絵の具のつけぐあいでもこんなに色の具合が違うということに気づいたのでした。そうしているうちに、机の上に落ちた絵の具と絵の具がいつの間にか混ざり合って机の上でも色の変化が見られたのです。「わあー!!黄緑になった」それに気付いた子どもたちは誰からともなく歓声をあげました。Sちゃんは、顔の形を作りたかったようで、ひとさし指で、点・点・点と絵の具をつけて、目と口を描きました。その中でも色の変化に気づいたようでした。乾いた浸し染めの紙はテルテル坊主の洋服になったり、テントの旗になったりして風になびいてゆらゆらゆれて親子運動会の雰囲気を盛りあげてくれています。今日も戸外でたくさん遊んで、新しい発見をしたり、いろいろなことに気づいたりした子どもたち、そして、教師も、子どもたちと同じように、たくさんの発見と感動がありました。