2022年12月14日 水曜日
今朝の気温は10度(6時30分頃)、昨日に比べて暖かいはずなのに北風が吹いて、とても寒く感じました。特に風が通り抜ける包丁ままごとコーナ-では、子ども達の手が冷たくて震えながらしていました。それを見た園長先生が冬になると取り付ける風よけのビニールのカーテンを思い出し、年長さんと倉庫に取りに行き、テントに取り付け始めました。冷たい風は下から来るからとカーテンの下に隙間を作らなうよう地面に着けて、風の通り道を防ぎ、東側だけ開けて太陽が入るようにしてくれると、お日様の日が入り、暖かくなりました。そこで包丁ままごとのテーブルもお日様の方に向きかえると早速年中さん達がままごとを始めました。野菜の中から株を見つけると小さく切り、その形が[パンツ]になりました。そして同じかぶを使って今度は体とズボン、顔に目や口、首や手等を作りました。またかぼちゃを細く切って髪の毛にしていきました。パンツの上にはズボンを履かせました。ズボンをめくるとちゃんとパンツが出てくるようになりました。自分達で考えて、そこまで作っている年中児に驚きと成長を感じました。
またビニールのカーテンに色々な野菜の絵が描かれていることに気付いた年少3人組は、「あっ!きゅうり」「ピーマン」「にんじん」「たまねぎもある」と野菜のパーティーに重ね合わせて喜んでいました。包丁ままごとコーナーでよく遊んでいる子ども達は野菜の名前もよく知っていました。色々な環境にかかわって遊んでいる三葉っ子達は、物事をよく見ていて、経験し、沢山の知識を身に付けています。
またその近くの年長さんのペットボトルのお城付近では、「寒いねぇ」「あっ!寒いのにサンタさんマフラーしてないねぇ」とお城の近くにいる雪だるまさん達はマフラーをしているのに、一緒にいるサンタさんはマフラーをしていないことに気付いた年中のSちゃんと年少のKちゃんが「マフラー あるかなぁ?」と探していると、そこへ園長先生がマフラーを持ってやってきました。そのマフラーは昨年の年長さんが手作りして園長先生にプレゼントしたものでした。そのマフラーを受け取った2人は、サンタさんに巻いてあげました。こんなことに気付いて探してあげる優しい心が育っている事にもとても嬉しく思いました。
また一方、園庭の南側にある大きな銀杏の木の下では、銀杏の落ち葉のじゅうたんが出来ていました。それに気付いた年長さん達が「銀杏のパーティーしたいねぇ」「くまて ちょうだい」と言って始まった銀杏のパーティー!!銀杏の葉っぱを両手にいっぱい拾いあつめて空高く投げて、パラパラと舞い降りてくる落ち葉を楽しんでいました。それを見つけた年中・年少さんも入って一緒に楽しんでいました。しばらく楽しんだ後は、落ちている銀杏の葉を集めて、花束にし始めました。その一つを園長先生がサンタさんにプレゼントしているのを見た年長さんのT君もしたくなり、銀杏の落ち葉で花束を作ると雪だるまさんにも持たせてあげていました。すると今度はHちゃんもペンギンさんの手に入れてあげて、みんなで写真を撮りました。
こんなことに気付く三葉っ子達、外でいっぱい遊んで、色々な事を経験していることだとまたまた嬉しく思いました。実はこの後、黄色い耳付き帽子の子ども達(たんぽぽ黄組)が、すてきな銀杏の葉の花束を見つけ、こっそり持って行っていました。昼食前に覗きに行くとサンタさんも雪だるまさんもペンギンさんも誰も花束を持っていませんでした。幼稚園で一番小さなお友達のかわいいいたずらです。