2022年11月14日 月曜日
毎日の保育の中で、繰り返し絵本を楽しんだり玩具で遊んだり、そして遊んだものは片づけるなど、1日の流れの中で、自然と生活習慣も身につけていきます。そして遊びだけでなく、生活面でも、食事の準備やオムツ替えなど、生活の一部も日々、繰り返し行われています。そんな毎日の中で子ども達は保育教諭のことをよく見て、学んでいるのだなと日々感心する出来事があります。
遊びの中での1コマですが、Mちゃんは絵本を持つと床に座り、手を叩いたり、「しーーっ」と言いながら人差し指を口に当て、静かにしてというような仕草をして、絵本を誰かに見せるようにしていました。これは保育教諭が絵本を読む前にする「お約束」の流れなのです。ちゃんと友達のいる方へ絵本を向け、絵本が終わると「おしまい」と言って、深々と頭を下げていました。
またKくんは、オムツ替えをしている保育教諭の近くに置いてあるかごの中から、手袋を取り出し、自分の手にはめていました。右手が終わると次は左手。両手にしているときの様子は真剣そのもの!両手に手袋を装着するとにこっと笑って満足そうでした。その様子を見ていたSくんNくんもやってきて同じように手袋を装着。Nくんは手袋をすると、一緒に置いてあるチラシも広げて、引き出しからおしり拭きも持ってきて、自分の体をちょちょっと拭き、チラシに入れて丸めました。その様子が可愛くて、おかしくて保育教諭も大笑い!しっかりオムツ替えの様子まで見ていたのでしょう。忠実に再現されていました。
毎日の日課としている検温も、子ども達が自ら「ぴっ」と言いながら検温する保育教諭に近づいてくるのですが、記録を記入するのに、そっと置いておいた検温器が行方不明に!すると近くで「ぴっ」と音が鳴ります。Tくんがしっかり手に持ち、友達の検温をしてくれてました。本当はおでこに「ぴっ」なのですが、Tくんは近くにいたKくんに向けて計測。この行動にもほっこり笑顔が溢れました。
もも組は木曜日金曜日と二日間、以前少しの間、生活した、ちびっこハウスでの保育でした。前回のように環境が変わり、また不安になって涙が出てしまう子がいるかな?なんて心配していた保育教諭だったのですが、次々と登園してくる子ども達は笑顔で、そのまま外で遊んだり、室内で好きな遊びを見つけて遊び始めたり・・・「あら、平気なんだね!」と一安心。もしかしたら泣いてしまうかも!と思い込んでいたけれど、それは間違っていました。子ども達はしっかり成長していました。
さんさんらんどに行くのも、自分の足でしっかり歩いて行けます。気持ちが先に行き過ぎて転んでしまうこともありましたが、不思議と泣くこともなく、自分で立ち上がりまた歩き始めるのです。楽しいところに遊びに行くのに、泣いている場合じゃない!という子ども達の思いなのでしょうね!たくましさも感じました。
ひよこ組の中でも一番小さいクラスのもも組ですが、毎日の繰り返しの中で、見て学び、それをやってみようしていることに、とても成長を感じます。小さなことの積み重ねの一歩一歩が子ども達の成長となっていることを嬉しく思い、これからも見守っていきたいなと思いました。