2022年10月28日 金曜日
第2回運動会を4日後に控えた今日、T先生はいつものようにトラックの線を引こうとジョウロを用意して置いていました。9月ごろリレーをするのに自分達で水線を引いていた年長児に古森先生が「今度の運動会では年長さんが水線を引いたらいいわね」と話してくれていました。その話を耳にしたくま組のHくんはT先生が用意していたジョウロをパーっと取って水線を引き始めたのです。ジョウロをバランスよく持ち、しっかりとしたHくんの姿は教師顔負けです。綺麗に引いている線を見て教師達は「私たちは陰で(水線を引く)練習をしないと出来ないのに、、、」と年長児の成長っぷりに驚きながらも焦る教師達でした。
ジョウロを交代しながら線を引いている年長児がいる中、くま組のIちゃんは、線を引いている友達の代わりにトラックにある各目印を見て、指を差しながら線をつなげるよう一緒に歩いてあげていました。
子ども達の吸収力に日々驚かされる教師達ですが、1回目とは少し違った運動会を計画中です。
昨日に引き続き、もち米を脱穀していた年中・年長児の輪の中に可愛い!もも色帽子の男の子が座っていました。実は昨日、脱穀コーナーにやってきて「こもりせんせ〜、なにしてるの〜?」と古森先生に話しかけていたさくら組のSくん。しゃもじでの脱穀の仕方を隣りで見ながら「Sくんもしたい!」と言ってSくんもさせてもらっていたのです。
そして、今日もSくんは、自分で必要なものを準備して、年中・年長児に混ざって脱穀をしていたのでした。やがて脱穀コーナーでさくら組の帽子を見かけた他の年少児達も次々やってきました。
その時です。脱穀コーナーにやってきた古森先生の手にペットボトルに入ったお米!?がありました。子ども達の脱穀したもち米と並べてみると色が違います。古森先生からのクイズ!「これはなんでしょう!」との答えに「お米よ、おこめ!」と言いますが、周りの教師達はクスクスしながら「お米はお米でも何のお米だ〜?」とまたまたクイズです。ピンと来た子ども達は「ご飯になるお米!?」と答え、大正解!子ども達は、もち米と白米の色の違いに気付いて話していました。そして、今度は教師達が「その色の違いは何だ〜?」と疑問です。すると古森先生がもち米の方がデンプンが多いことを教えてくれました。すると教師達は「デンプン」をどう分かりやすく子どもに伝えるか悩んでいました。「もちもち?」「繋がる?」と何だか分からない言葉でもち米のデンプンの働きを伝えると、子ども達は「そういうことね!」と頷きながら聞いていました。どっちが大人か分かりません。古森先生は聞かないふりをして苦笑いをしながら去っていきました。すると、クイズブームの年長児はすぐ、クレヨンと紙を部屋まで部屋まで取りに行って、教えてもらったことをクイズにして書いていました。教師達も日々学び続ける子ども達。「〜したい!〜しよう!」という自発性を見習いたいものです。