2022年10月25日 火曜日
今日は、年長、年中、赤コースの子ども達のお芋掘りです。実は今日のお芋ほりを迎えるまでにこんな出来事がありました。
6月に年長児がレインボーファームの畑に植えたさつま芋の苗は、病気にかかり根っこが育たなかったので大きくならなかったのです。レインボーファームの方たちは、「これは大変!!子どもたちが悲しむよ!」と言って別の畑に新たに又サツマイモの苗を急いで植え替えてくれました。新しく苗を探したり、500株の苗を植え替えること、それは大変な作業でしたが子どもたちのためにと一生懸命植えてくださったのです。そして今日のお芋ほりができることとなったのです。古森先生がさつまいも畑の場所が変わったわけを子どもたちに話してくれました。また、植えた苗から根っこが伸びてそこからどんどん水や栄養をもらおうと蔓があちらこちらにどんどん伸びていっていることも教えてくれました。子どもたちはしっかりとその話を聞いていました。
そしてここでまたひとつ・・・お芋畑の前で大きな問題が発生しました!「土がとにかくかたい!」のです。これは大変!とレインボーの方、役員さん、運転手さんたちがスコップや鍬を入れて少し土をほぐすことにしました。大人が土の中にスコップや鍬を入れることすら難しいほど固い土でした。古森先生は「畑の土と田んぼの粘土みたいな土が混じってこんなに固くなったんだね」と実際に年長児たちに掘ってみるように言いました。実際に掘ったA君とT君は「かた~い」「指が痛くなった」と言って驚いていました。
スコップやくわを入れてもらったおかげで少しだけ土がほぐれたところで赤コースさんたちのお芋ほりが!?いえお芋探しが始まりました。いったんお芋を探し始めると子どもたちは固~い土など何のその!掘る!掘る!あきらめずお芋が出てくるまでどんどん手で掘っていきます。友達と力を合わせることもちゃんとわかっている子どもたちです。「これは大変!」という時は「たすけて~ここ掘って!」と言って助けを求めます。(前もって園長から授かった知恵です!)
年長児のT君は、「俺に任せて~」と言わんばかりに色々なところに行って手伝っていました。又お芋を掘っているうちに大きな大きな土の塊をまるでブルドーザーのように掘り起こしたグループもいてあまりの土のかたまりの大きさにみんなびっくりしていました。!!
またこちらの年長3人組!は掘ったお芋を並べて何やら相談している様子です!♪何を話しているのか耳を傾けてみると・・・「私は焼き芋がいいな!」とEちゃん。「ぼくは大学芋」とT君。「私はふかし芋がいいな」とS君。サツマイモの料理方法についての討論会♪とてもかわいい場面でした。
みんなが掘ったお芋は麻袋に入れて年長さんたちが運んでくれました。「まだ畑に残っているかもしれないから探して~」の園長の声を聞いて年長さんたちは掘り残しているお芋を見つけてきました。さすがです!!大問題だった土のかたさなど気に留める様子もなく年中さん年長さんたちは助け合いながら土の中のお芋を掘り出していくのを見てとても頼もしく思いました。またどんな状況でも楽しく面白くやろうとする三葉っ子たちに感動しました。こんな風に何でも喜んで興味を持ってやれば・・できる!やれたらすごい!こんな子どもたちは本当にすごいなと思います。こんな風に育つ子どもたちはこれからの人生、何倍も何百倍も楽しめる道を見つけ出せることができるだろうなと心から思います。こんな三葉っ子たちに今日も感動と学びをもらった幸せな教師たちです。
年長さんたちが稲刈りをした田んぼをみんなで見に行きました。堀内さん・学さん・レインボーの方々が刈った稲をきれいに稲木にかけてくださっていました。「これは年長さんさんたちが作った餅米!来年は年中さんたちが年長さんになってする番だね」と園長から話してもらって「僕たちの番だ!!」と実感していました。そして刈り取った後残っていた稲穂を1本1本大切に拾っていました。
そして幼稚園の年少さん・たんぽぽさんたちにも見せてあげると大切に持ち帰っていました。
明日は、年中年長児の青コースはレインボーファームでのお芋ほり・年少、プレ年少児はポンタ農園でのお芋ほりです。長袖長ズボン・汚れてもいい運動靴でお願いします。
また明日のお芋ほりも楽しみです。