2022年9月22日 木曜日
昨日、運動会の退場門としてできたわらの恐竜は、一晩たって少し?形が変わったように見えましたが、今日も園庭で存在感たっぷりに立っていました。子ども達は相当この恐竜が気に入っているようで、登園してくるとわざわざ2体の恐竜の間を見上げながら嬉しそうに通っていました。
今朝も園長が教材の中から、何やらいそいそと準備して持ってきました。それは絵の具だったのですが、子ども達が普段使っている水彩絵の具ではなく、アクリル絵の具でした。そうこうしていると、園長は年長児が運動会の踊りで使っているペットボトルの鳴子に色を塗り始めました。子ども達が使っている水彩絵の具ではペットボトルに色を付けることはできないのですが、このアクリル絵の具はしっかりと色が塗れるのです。その様子を目を丸くして驚いた表情で見ていた年長児に園長が、「自分のペットボトルを持っておいで。」と声を掛けると嬉しそうに笑顔で駆け出していき、年長児達のペットボトル鳴子の色塗りが始まりました。らいおん組のMちゃんは、鳴子の羽根を1枚ずつ色を変えて塗ると、「わー!可愛くなった!」と大喜びしていました。子ども達は、自分で作ったペットボトル鳴子が可愛くなったりかっこよくなったりしていくことが嬉しくて、目をキラキラさせながら色を塗っていました。
そして、塗り終えるとその鳴子を持って年長児の踊りの練習が始まりました。色の付いた鳴子は太陽に反射して色鮮やかに輝き、子ども達の踊りもいつもより熱のこもった踊りになりました。日に日に変化を与えてくれる園長のアイデアには脱帽の教師達ですが、毎日同じ練習の繰り返しではなく、楽しい変化や課題を与えていくことが、子ども達が楽しみながら意欲的に参加できる練習の工夫や知恵なのだと勉強させられました。
そして、今日はミキスタディパルズの年中、年長児が運動会の練習にやってきました。今年は10名の子ども達が運動会に参加し、年長児のリレーや年中児のかけっこや踊りを一緒に行います。今日は2回目の交流でしたが、すっかり顔なじみになり、並ぶ場所やグループを教えてあげる姿が見られました。年中児の踊りは踊りに使う道具が色々な所に隠れていて、それをみつけて踊るのですが、子ども達のなかにはなかなか道具をみつけられない子もいるのです。そんな様子を見た園長が、「みつけるのが得意な子がみつけられない子に道具を渡してあげたり、助けてあげたりしてね。」と子ども達に課題を与えてくれました。今日、初めて練習に参加したミキスタディの子のなかにも道具をみつけられない子がいましたが、それに気づいたひつじ組のTちゃんは、持っていた道具の2つの内、1つをそっと渡してあげていました。きれいな円を作ったり手足をしっかりと動かして踊ったりなど、まだまだ課題はありますが、日々楽しい練習になるよう心掛け、子ども達と共に創る運動会に向けて、残り3週間頑張っていきたいと思います。