2022年9月8日 木曜日
昨日、さんさんらんどに遊びに行った年長さんたちが、「バッタ、コウロギ、キリギリス、トンボ・・・」とたくさんの種類の虫たちを見つけてきました。さんさんらんどの果樹園で見つけたんだと、虫かごいっぱい飛び跳ねている虫たちを嬉しそうに見せてくれました。古森先生から「すごいね~色々な虫がいるね~捕まえたら食べるものをあげないといけないけどみんな食べるもの一緒かしら?」と言ってもらったぞう組のT君たち・・・・。昨日から図鑑を広げて何やら調べていたようです。そして今朝又他の図鑑でキリギリスが『煮干しとナス』を食べるという事を発見。K君は、「虫なのに魚を食べるんかあ~」の言葉にM先生は大笑い!実際に煮干しとナスをあげてみると・・なんとあっという間にナスが穴だらけになってしまったそうです。時々畑の野菜に穴が開いているのは実は虫たちの仕業だったという事が分かったのです。園長の問いかけのおかげでぞう組の虫たちは好きな餌をたっぷりもらって元気にしているようです。さんさんらんどにはもう虫たちの季節がやってきていました。
さて今日は、交通安全教室がありました。
交通安全対策課の方が5人来園し、交通ルールやマナーについての指導をしてくださいました。年少、プレ年少さんは、腹話術と映画による交通安全教室、年中、年長さんは、仮設の道路を実際に歩く「実地指導」を受けました。交通対策課の方の一番初めのお話の中で「命はいくつありますか?」と聞かれてMちゃんが即座に「一つ」と答えました。「そうだね命は一つしかないんだよ。だから交通ルールを守らずに道路に飛び出して車に引かれたらこの一つの命はなくなってしまう。命が無くなったら大切な大好きな人に会えなくなってしまうんだよ。だから道路を歩くときの約束!とび出さない!!を守ろうね!」との話をプレ年少から年長さんまで真剣な眼差しで聞いていました。
そして、交通安全のお姉さんの腹話術による『たあ坊』が登場し、子どもたちと交通ルールについて話をしてくれました。道路を歩くときは、右側?左側?どっちを歩く?また横断歩道を渡る時は手を挙げて右を見て~左を見て~もう一度右を見て~。車が来てなかったら、手を挙げて渡るんだよ~」また年長さん、年中さんでは、「自転車に乗る人~?」と聞かれ、たくさんの子どもたちが手を挙げていました。ヘルメットをかぶっている子は?と聞かれると・・なんと殆どの子が手を挙げていたので家庭でも交通安全について随分気にかけて子どもたちに教えてくださっていることが分かりました。また信号機についても赤は?黄色は?青は?という質問に子どもたちは手を挙げて答えていました。
さて、いよいよ年中さん、年長さんは、ホールに仮設された道路を通っての実地指導です。まず信号機を見て横断歩道を渡ります。道路を歩いていきますが、曲がり角に差し掛かります。見通しの悪い曲がり角を飛び出すと危険です。曲がり角は左右を確認してから曲がることを実際に教わりました。
信号が青になっても「みぎをみて~ひだりをみて~もう一度左を見て~」と言った後、手を挙げて横断歩道を渡っていました。園長から「しっかり手をあげるのは、横からくる車にも私はここにいるよ~!という事をアピールするんだよ」と手をあげる意味を教わりました。
交通安全協会の方のお見送りでは、園児たちが皆「ありがと~」と言って集まってきました。すると園長がすかさず門のところに並んでいたくま組さんたちに声をかけ「みぎをみて~ひだりをみて~もう一度手を挙げて~」と手を挙げて道路を渡り反対側に子どもたちを誘導していき反対側からもお見送りすることにしました。まさに先ほど習ったばかりの実地訓練です!!
おかげで道路両側の盛大なお見送りとなりました。反対側に渡ったくま組のHちゃんは、帰る時自分でまっすぐ上に手をあげてゆっくり「みぎをみて~」と教えられたことをすぐ実地していました。それを見てさすがだな~と頼もしく思いました。これこそ即実践!♪ です。
社会に出ると色々な危険に出合うことがあります。まさにこの交通安全は、「社会」で教えてもらうチャンスなのだ。大切な機会だったと今日の子どもたちを見て、先生たちみんなで話し合いました。
「命は一つ」大切な子どもたちを守る事、人の命も自分の命も大切なのだという心を幼き子と共に思い知らされた一日となりました。