2022年8月25日 木曜日
昨日の夜、「おやすみなさい〜」と言って眠りについた子ども達は、起床時間の6:00より少し前からパチッと目を覚まし、「先生、おはよう‼︎めっちゃ寝れたんやけど」「寝るのも楽しいね〜♪」とスッキリした表情で起きてきました。前日に自分達で準備しておいた服に着替えると、まずは、布団の片付けです。「そっち持って!せーの!!」と自然にかけ声をかけて運んで畳んで片付けをしました。
その後、伊佐爾波神社に散歩に行く為1Fロビーに集合すると、昨日の夜の反省を覚えていた子ども達はとっても静かに廊下を歩き、古森先生に会うと大声を出さず、声量を抑え手話も使って「おはようございます」と挨拶していました。
さぁ、いよいよ伊佐爾波神社へ出発です。神社へと続く長い石段の前に着くと「おっ⁉︎こんなにたくさん!」と段数に驚いては上を見上げていましたが、さすが三葉っ子たち。ずんずん登り、途中で「あとどれくらい?」「しんどいけど頑張ろう!」と言い合いながら1番上まで登り切ることができました。神社に着くと古森先生に神社とお寺の違い、そして、神社についてのお話をしていただきました。参拝の仕方も教えて頂き、1クラスずつ神社を参拝し、境内を1周すると空気は澄んでいて、とても気持ちのよい散歩時間となりました。
そして、ホテル最後の食事、朝食の時間です。夕食の時とは違うメニューで朝から子ども達は食欲モリモリで、「先生最後まで食べたい!」「デザートおいしい!」とほとんどたいらげてしまいました。
帰る支度もバッチリ‼︎残るは、お小遣い500円でお土産選びです。お土産を買う会場へ向かうと…そこには”坊っちゃん団子120円””いちろくたると150円”と美味しそうなお菓子がずらーっと並んでいたのです。園長が指を折りながらお菓子を見ていると…
「これはみんな計算できるかな。100円のお菓子ないんだけど。」と子ども達に問いかけてくれました。すると、「大丈夫‼できるよ!」と自信満々に答える子ども達。「じゃぁ、5人家族なのに4つしかお菓子買えなかったらどうする?」と園長から新たな課題が。すると、「分けたらいいんよ!」とすぐに答えが返ってきました。さすが!これは三葉っ子の得意分野で、何の心配もいりませんでした。いよいよ、カゴを持ってお買い物スタートです!!!
「あれも欲しい、これも‼」と800円を超えてしまい最後まで悩む子、「480円だから、おつりはお母さんに返してあげよ!」と話す子、「よっしゃ‼500円ピッタリ♪」と喜ぶ子、「お母さんの分、お父さんの分、お兄ちゃんと僕は分けっこ。」と誰に何をあげるか考えている子等々、子ども達がお土産を選ぶ姿、お金を払おうと数える姿は真剣そのもの。一生懸命買って帰ったお土産と一緒にぜひ、お泊り保育の積もる話を聞いてあげてください♪
たくさんの温かい気持ちで接して下さったメルパルクのみなさんに、実は…ありがとうのサプライズを用意していたのです。メルパルクのみなさんに渡す勲章の中のメッセージには、「噴水がオシャレだったよ。」「メルパルクのご飯が1番おいしい!」「団子食べさせてくれてありがとう。」と楽しくて嬉しくて最高だったお泊り保育が出来たことへのありがとうの気持ちをいっぱい込めていました。
10時を過ぎ、出発前。最後までメルパルクのみなさんは、子ども達に「来てくれてありがとう。」と何度もハイタッチをしてお見送りをしてくれました。そんな優しいメルパルクのみなさんが大好きになった三葉っ子たちは、バスの中から両手を大きくいっぱいいっぱい振り「ありがとうー!ありがとうー!」と別れを惜しみ、心温まる時間でした。
宇和島バスに乗り、幼稚園に到着すると…まるでアイドルのようなお出迎え。保護者の方や学童、在園児の手を振る姿や「おかえり」の声に「帰ってきたー!頑張った!!」と子ども達は心底感じていました。
コロナ禍の中、今年度の年長児達がお泊り保育を行うことができたのは、「子どものために」を大切にして下さっている大勢の方のおかげだと思っています。教師も改めて、感謝と助け合いが大切なことに気付くお泊り保育となりました。
子ども達を大歓迎して迎えて下さったメルパルクの方々、みきゃん割引を子ども達のお泊まりができるようやりくりして下さった観光会社の方、急なお願いなのにバスを出して下さった宇和島自動車の方。そして、とにかく子ども達のために絶対お泊り保育をと、コロナ禍の中で園の後押しをして下さった保護者の皆様。
全ての方々に勇気と力を頂きました。こんなに周りの方々に与えられて成長させて頂ける子ども達は幸せです。
ありがとうございました。教師達も子ども達に負けない位幸せです。