2022年7月17日 日曜日
コロナ禍のなか本園のひよこ組の2クラスが屋外遊ぎ場の第2園舎に引っ越したあと、もも組さん1クラスだけ残っていてその代わりにぴよぴよの子ども達がれもん組に移動して生活しています。そして「おはよう ございま~す。一緒に遊ばせてね~。」ともも組さん達が次々とやって来ます。
「どうぞ~」と迎え入れるとなるべく間を空けて密にならないようにしながら遊び始めますが顔見知りになってきた子に近づいて「何してるのかな?」と覗き込んだり、同じおもちゃが気になり互いに手に取ったりすることもあります。そんな中おもちゃを取り合うちょっとしたトラブルが起きました。Aくんは持っていたおもちゃで目の前にいたМちゃんの頭をポコンと叩いてしまったのです。側で見ていた保育教諭が思わず「あー!!」と声を上げて二人の間に割って入ろうとしたのですが「これはマズイ事をしてしまった!」と思ったのかA君はあわてて手に持っていたおもちゃをMちゃんにハイと差し出し、近くにあったおもちゃを全部渡していったのです。
そのとっさの行為にあっけにとられた保育教諭でしたが次第に笑いがこみ上げてきました。その後MちゃんとA君は何事もなかったかのようにまた遊び続けたのでした。わずか1歳半のAくんとMちゃんまだ言葉のやりとりは出来ませんが互いの気持ちは伝わっているのかな?とほのぼのとした光景でした。
暫く部屋で遊んでいると外から太鼓のリズムにのった盆踊りの曲が流れてきました。すると一目散にテラスに出て園庭を見渡す子ども達の何人かはすぐ手拍子をしながら体を大きく動かし始めました。
踊っていない子ども達の目はペットボトルを手に伸び伸びと踊る年長のお兄さんお姉さんたちに釘付けです。曲が変わるとまたノリの良い曲に一段と気持ちも高まるようでした。その後のペットボトルの水鉄砲大会は圧巻の迫力!
時々冷たい水が自分達にも跳んできて「きゃーっ!」と歓声があがります。そしてテラス前にまかれた水で地面が濡れていきそこに風が吹くととても涼しく感じてきました。テラスから見てるだけで楽しい水鉄砲ですが園庭に幼稚園児が居なくなった時間帯を狙ってぴよぴよの子ども達と遊びに出てみました。すると始めはペットボトルで水を飛ばしていましたがどうやら子ども達は園庭に出来た水たまりが気に入ったようで裸足で水たまりに入っていきました。それからは手も足も水と土にまみれ思う存分泥んこ遊びを楽しんだのでした。
さて、このところ人工芝の遊び場が「かがくの広場」になっているというのでまた空き時間を狙っておじゃますることにしました。その日、室内ではあまり動きがなかった2歳児のKくんはその場所にきたとたんそれまで遊んでいた幼稚園児の遊ぶ様子を見ていたかと思うとそこに混じってひしゃくを手に水を汲み始めました。
またカラーボールも自分の好きなところから転がしてスタートの位置を色々と変えながら遊んでいました。見て楽しむ、試して楽しむ、様々な刺激を与えてくれる遊びの環境がすぐ目の前にあることは子ども達の心も弾みます。
その遊び場の準備をしてくれている幼稚園の先生達と子ども達に感謝しつつ空いている時にはちょっとおじゃまして1,2歳児なりの遊び方や楽しみ方ができればいいなと思っているちゃっかりのぴよぴよです。