2022年7月14日 木曜日
朝から砂場では、年長・年中児達数名がスコップを使って何やら探していました。しばらく見ていると次第に道のようになり、水を流すと水の通り道が出来ました。そのまま様子を見ていると、その道はとうとう砂場を一周していました。水をながして砂場の乾いた砂と湿った砂とを触って手触りを試していた遊びが変化して、「どうすれば水の通り道になるのか」話し合って遊んでいたのでした。そんな中きりん組のYくんは、水の通り道になっていない盛り上がった砂山から雨どいを斜めにして大きなボールを水の通り道に置いて塞き止めて「これ、僕が作ったんだよ」と満面の笑みで言いました。その後、すみれ組の子ども達がその砂場に遊びに来ました。砂の川に足を踏み入れたAくんは足がズズズーと入っていく感覚に驚き、何度も足を入れたり引っ込めたりして砂の感触の違いを肌で感じていました。天気や気温によって肌に触れると冷たく感じる時もあるので、そういった違いも楽しめたら良いなと思いました。
ちゅうりっぷ組・さくら組では、子ども達が廃材遊びをしていました。ちゅうりっぷ組のKちゃんは、楽しそうに一生懸命何かを作っていました。
さくら組のHくんは、大きい廃材をパソコン型にくっつけて上の方にトイレットペーパーの芯を二つ左右につけて鬼を作っていました。作品展を経験してから廃材で作ることが楽しくなってきているのかなと思います。自分が表現したことが相手に伝わり、認められたり、誉められたりすることが自信となり喜びに繋がるのだと改めて思いました。
ひつじ組のNくんとSくんは、ペットボトルのキャップを縦につなげてセロハンテープで固定しボタンにしました。私はボタンに見立てる子どもの発想に思わず「それ、面白いね!」と声をあげました。私にはペットボトルのキャップにしか見えないですが、子ども達には動物の目だったり、ボタンだったり更に車のタイヤだったり、柔軟にイメージできるのです。そんな子供の感性と柔軟な能力を潰さないよう、見守り、援助していけるよう配慮していきたいと思いました。そんな事を考えながら廃材箱を覗くと、見方によってその姿、形が違って見え、面白さが何倍にもなり、子どもの廃材が大好きな気持ちが理解できたように思いました。これからも子どもの目線になって楽しんでいきたいと思います。