2022年6月30日 木曜日
最近の子ども達の文字への興味関心の高さには驚かされることが多くあります。今朝、三輪車置き場を掃除していた園長が子ども達が三輪車を取りやすいようにと柵とロープを使った『倉庫』を作ってくれました。そこに集まっていたらいおん組のTちゃん達はカレンダーの裏に「じてんしゃのそうこです みどりのひものじてんしゃわ さわらないでね」と、いとも簡単にすらすらと書いたのです。私が子どもだった時のことを思い返してみると、単語や2語文を書くのがやっとだったように思うのですが、Tちゃん達は『これが何なのか、又何をしてはいけないのか』を誰が見ても分かるように文字と文章で表現することができていて、驚かされるばかりでした。
その数分後のことです。今度は1階テラスにあるタイムスケジュールのホワイトボードに『じけんです ひつじぐみのとまとがたべられています みんなのくらすのとまとがねらわれているよ』という貼り紙がされていました。それを見たひつじ組を始めとする様々なクラスの子ども達がクラスのトマトを守るための対策をクラスで練り始めました。
らいおん組では人に模したかかしを作って、カラスが驚くようにと大きな×印を書いた看板を持たせました。より人間に近づけたいと髪の毛にまでこだわって作ったかかしです。
ひつじ組では、以前にびわをカラスから守りって収穫することに成功した経験から「新聞紙をトマトにかける方法」がいいのではないかと話し合って、早速広告で袋を作るとトマトにかけていました。
その帰り際、ふとくま組さんのプランターが気になった子ども達は、「この段ボールなんやろ?」と興味津々で見ていました。どうやら、トマトを食べに来たカラスを捕獲するための罠らしいです。紐を引っ張ると段ボールを支えている箱が外れて蓋が閉まる古典な仕掛けですが、ひつじ組の子ども達からは「おーっ!!」と歓声と拍手が起こりました。
りす組では膨らませた風船をトマトの周りに吊り下げる作戦を思いついたようです。色はカラスが怖がりそうな赤色で、もし風船が割れても音に驚いてトマトを守ることができるという仕組みです。
どの対策が成功するのか楽しみですね。
降園前にちゅうりっぷ組がトマトを見に行った時のことです。ちゅうりっぷ組のプランターの前にカラスの羽が偶然にも落ちていたようで、これを見たちゅうりっぷ組の子ども達は「トマトを守らなきゃ!」と必死になったそうです。まさにこの羽はカラスからの挑戦状となったのでした。
これから三葉幼稚園を知り尽くしたカラス達と子ども達の知恵比べが始まりますが、どのような結果になるかは今後のブログ内でお伝えできればと思います。