幼稚園の日記(ブログ)

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  2022年6月20日 月曜日

「今日はカレーパーティー‼︎」朝のバスでも楽しみで大盛り上がりの子ども達。年少児も先週の園長の放送をよく聞いていた子ども達が、「先生‼︎エプロン持ってきたよ‼︎」と教えてくれました。年長児になると自分達で忘れ物のないように紙に書いて持ち帰ります。先週の田植えでも服装や日程変更などを自分たちで手紙に書いたりしっかり言葉で伝えたりしていました。教師からの伝達を覚えて帰って自分で『伝える』ことも大切です。今後も子ども達が教師からの伝達を『伝える』こともたくさんあるかと思います。そんな時は信じてみてください。自分の言葉で一生懸命伝えます。きちんと伝わらなくとも、伝えようとする姿を認めていきたいと思います。

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さて、子ども達が登園してくる頃、園庭の真ん中にガスコンロが用意され、キッチンコーナーができていました。「早くおいしいカレーを作ろうよ。」「カレーパーティー始まってるよ!」「もうエプロン付ける?」とワクワク、ソワソワ!!準備が整い、いざカレー作りのスタートです。1番にエプロンを付けてきたのは年長さん、今回、切るのはじゃが芋、人参、玉ねぎです。お手本サイズを真似て上手に切っていきます。続けて年中さんも切っていき、「上手に切れたよ!」と満面の笑顔です。

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そして、今回、園長の発案で年少とたんぽぽ組の子ども達はキュウリを切ってサラダ作りにチャレンジです。「どんな大きさになっても大丈夫だから、手伝ってくれるかな。」と園長に言われると「ハーイ!」と眼がキラキラです。手を切らないかと教師の心配をよそに「トントントントン♪」と上手に切って「できたー!」と大満足でした。

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年中、年長さんが切った野菜は順番に園長が待ち構える大鍋に移されていきます。子ども達の役割はまだまだ続きます。

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油が入った鍋に火がかけられ、肉と野菜を炒めていくと、ジワーっと水分が出てきます。園長の動きに敏感な年長児は何かを入れようとするすぐに「それ何入れよん?」と質問攻めです。塩を入れた時には、「塩を入れると野菜の中の水が出てくるんだよ。人も塩を食べすぎると血がドロドロになってしまうんだよ。」と今日も科学を学びました。

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切った順に大鍋4つ火をかけたことで、途中ふたを開けると、1番先に火にかけた鍋は白くシチューのような色に、2番目の鍋はうっすら野菜の色がしみ出て、3番、4番目の鍋はまだまだ水です。それを見たS君は「絶対あの鍋がおいしいはず!」と野菜とお汁の出汁に気付いていました。その後も、煮込み、グツグツなると、「野菜が踊ってる!」と一緒に踊りだす子どもと先生達。園長が味見をするのをジーッと見ている子ども達、首をかしげて調味料を手に取ると「まだみたいやね。」何度か味を付け直してくれる度に園長の表情に大注目!最後にうなづき、おいしい顔の園長を見て思わず「おなかが空いた~。」と声がもれるH君がいました。

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その後、年中、年長さんで自分の食べる量の水を1人ずつ入れ、もう1度グツグツ煮て、待ちに待った大仕事!味見の時間です!園長が味見しているのを見ていた子ども達は、味ができると知ると「ヨッシャ―!」と大喜び!!なんで味見ってこんなにおいしいんでしょうね!?今日はカレーのルーを入れる前の野菜スープを子ども用スプーン1杯ずつ小皿に入れてもらって口に入れるとみんながみんな「このシチューおいしー!」「もっと~!」「おなかが空いた~!」まだ9時半だというのにという声に変わります。そして、ルーを入れさらにグツグツ煮てもらっている間に食事の準備をしていると、ピンポンパンポン「いよいよカレーが完成しました。」と放送があり、まだまだ「イェーイ!」と大盛り上がり!園庭にテントを広げカレーパーティーの始まりです。いつもと違い、ライスでなく『ナン』をかけて食べるということも特別感が高まります。

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そして、やっぱり自分たちで植えて、収穫したじゃが芋や玉ねぎを自分たちで切って、煮てもらって、味見をしたカレーは最高です。いつも以上に「おいし~!」の声とほっぺが落ちそうな笑顔が沢山のカレーパーティーになりました。食事の途中、年中さん、年長さんに「キュウリおいしかったよ!!」と言ってもらったたんぽぽ組と年少組の子ども達にとってずっと忘れない経験になったと思います。

気づけば朝から丸1日がカレーパーティーとなった今日、「最高の1日だったね。」「今日のカレーおいしかったね!」と1人ひとりそれぞれの思いを表現してくれていました。きっとお家でもいっぱいいっぱい話してくれると思います。ぜひ聞いてあげて楽しんでください。