2011年5月27日 金曜日
梅雨入りし、今日も朝からどんより重たい雲が広がっていました。けれど、子ども達は「今日は、雨降ってないけん外で遊べるね。」とにこにこ笑顔で登園して来ました。すみれ組の子ども達もクラスの友達の名前を覚え、誘い合って戸外へ出掛けて行く姿が見られるようになりました。「今日は色水する」「前壊れたけんお団子するよ。」「ダンゴムシ探しに行って来る。」と自分の好きな遊びを見つけて目的を持って登園するようになりました。泥団子を始めから一人で作ることができるようになったり、野菜を包丁で細かく切ることができるようになったり、廃材遊びでは、セロハンテープの貼り方を考えたりと、色々な所で成長が見られ、たくさん遊んでいるなと改めて感じました。
野菜の植えてある花壇でダンゴムシ探しをしていた年長児が、先日間引きをして野菜パーティーをした時に残しておいた小松菜が虫に食べられていることに気が付きました。ぞう組のMくんは葉を食べたアオムシを見つけてどんどん捕まえていきました。収穫して食べるだけでなく、色々な野菜を子ども達と一緒に世話をしていき生長の過程で出合う様々な出来事や発見を大切にしていきたいと思います。
らいおん組では、昨日保育室に侵入してきた大スズメバチを教師が捕まえて観察していたのですが、今日は更に中田先生が黒い蜂と黄色い線が入っているアシナガバチとその小さな巣を見つけて持ってきてくれました。そこで、子ども達の興味は頂点に達し、園で見つけた蜂が何の種類か調べることにしました。自分で持っている春の図鑑や図書室の本と見比べて同じ蜂を見つけると「一緒や」と言って興奮した様子で見入っていました。種類だけでなく、巣に雨水がたまると口で吸って出すこと、暑い時には巣に水をためて羽で仰いで涼しくすることなどの習性も分かりました。また、蜂はありの親戚であることを知ったYちゃんは、蜂は蜂蜜が好きで蟻も甘い食べ物が好きというところが同じということを思いつきみんなに話していました。自分が経験したり知っている知識と結びつけて理解していく姿に、また子ども達から教えられました。
今日は手作り給食のメニューは焼きそばとゼリーとバナナでした。焼きそばを一口食べると「おいしい」と口々に言って食べて何杯もおかわりをしておいしそうに食べていました。野菜が苦手な子も友達に「おいしいけん食べてみて」と言われて、少し口に入れると「おいしい」と言ってきれいに食べることができ、食べたお皿を笑顔で見せてくれました。友達との楽しい雰囲気で苦手なものも食べられるようになって欲しいと思います。