2022年6月9日 木曜日
朝、バスから帰ってくると古森先生と年長組の女児達が、何やら楽しそうに話をしていました。近くで聞いてみると地球についての話をしていました。なぜそんな話になったかと言うと「ジャンプをしても地面に戻るのはどうしてかな?」と不思議に思ったことがきっかけで、そこから子ども達の「どうして?」が広がっていきました。地球は丸くてその上に立っていることを知ると「なんで?なんで?」とさらに学びの意欲が深まって行きます!!「地球は磁石になっていて引っ張ってくれているんだよ」「だからみんな立つことが出来ているんだよ」と教えてくれると「へ〜!すごい!」と目をキラキラ輝かせて聞いていました。子ども達の探究心はまだまだ止まりません!!次は風船がプカプカ浮くことに疑問を持ったのです!「じゃあ、なんで風船は浮かぶの?」と直ぐに古森先生に尋ねます。すると「風船は、フーフーって空気で膨らますでしょ?だから浮くの!」「ほら、空気ってみんなの周りに浮いてるでしょ?」と教えてくれました。それを聞いた子ども達は「あ〜、なるほど!」「確かに見えないけど、ここに空気があるよね!」と目には見えない空気を手でパタパタと触り、納得した様子。さらに、宇宙の不思議についても教えてくれました。「雲の上の上の上〜の方に行くと地球の手が届かなくなって、空から幼稚園とかは見えるけど帰れなくなるの」と教えてくれると「なんで??」と前のめりになりながら古森先生の話を聞き始めました。「お菓子や食べ物はプカプカ浮くから空中でパクッと食べないといけないんだよ。」と食べ方を教えてもらうと「なんだか面白い!」「こうやって食べるの??」とニコニコ笑いながらまるで宇宙にでも居るかのように、パクパクと真似をしていました。「学校に行くと、もっとどうしてそうなるのか教えてもらえるからね」と古森先生から言われると「え〜、忘れちゃうかもしれない!」と大慌て!!しかし「大丈夫。みんな忘れないよ」と古森先生から言ってもらい「本当!?やったー!じゃあ私達は学校でも分かるよ〜!」と飛び跳ねて大喜び!またひとつ、学びが増えていました。
その後、気がつくと、その女の子達が絵を描いていました。その絵には丸い地球に教えてもらったことがたくさん詰まっていました。「何を描いているの?」と聞いてくれる先生には「あのね、あのね・・・」と自分たちの知っていることを身振り手振り、目を輝かせて得意げに説明していました。
Nちゃんは、降園前の今日楽しかった話でみんなが、外遊びや種うえを答える中「古森先生から教えてもらった地球の話!」と答えました。「なになに?」と聞くと、クラスのみんなに説明をし始めました。地球がみんなを引っ張ってくれていること、雲の上に行くと帰れなくなること、雲の上では食べ物がプカプカと浮かぶことなど、スラスラ自分の言葉で話していたのです。それを聞いた子ども達はフワ〜フワ〜と体を動かせて雲の上を表現したり、パクッと食べ物を食べたりして楽しんでいました。子ども達の興味は限りなく広がり、園長との会話の中でイメージとなって頭に入っていることに驚かされた1日でした。