2022年5月23日 月曜日
先週の金曜日、くま組ときりん組は月刊絵本の付録の図鑑を持って駐車場に行き身近な草花を観察しました。図鑑の中には色々な花や野菜も載っていて子どもたちは 子ども探検隊 に変身して図鑑の写真と実物を見比べながら探していました。駐車場を一通りみたあと、育てていた玉ねぎやじゃがいもに目をやった子どもたちから「おっきくなってる!雑草抜かな!!」と声が上がり世話を始めました。そして「そういえば前(北斎院町の農園に)植えたじゃがいも大きくなっているかな?」「草生えてるかも〜」と話題になり誰かが「お世話に行きたい」「先生、大人会議で話しといてくれん?」と声を上げました。子どもたちの声を大人会議(職員会)に上げて急遽今日様子見がてら草抜きをしに行くことになりました。
秀野邸の農園に着くと子どもたちも古森先生も「あらあら〜これは水やりどころじゃない!大変だー!!」と見るなり声を上げていました。なんと想像以上に畑は草ぼうぼう、じゃがいもの葉っぱは見えません。古森先生が実際に草を抜いてくれながら「これは?」「草!」「これは?」「草!」「これは?」「じゃがいも!」と草とじゃがいもの葉の違いを一つひとつ教えてくれました。すると古森先生の目の前にあったじゃがいもの穴に大きな大きなイモムシが頭を突っ込みムシャムシャ食べてじゃがいもに大きな穴がぽっかりあいていたのです!急いでその様子を子どもたちに見せてあげようとしたのですが、何かの拍子にイモムシは落ちてしまい、残念ながらその様子は見せてあげられなかったのですが、子どもたちは「じゃがいもが美味しいから虫も食べるんだ!」と感じることができました。みんなが切ったお母さんおいもから兄弟が沢山できているのも見ることができ6月のじゃがいも掘りがとても楽しみになりました。今までチューリップやトマト等を育ててきた中で雑草に栄養を取られてしまうことを知っている子どもたちは雑草を抜かないといけない!と意識して草抜きに励んでいました。草を抜きながら「このじゃがいもが次来るまでに大きくなってくれるかな?」「働かないとカレーパーティーにじゃがいもを入れれない!」「大きくなーれ!雑草から守るんだ!」と思い思いに雑草を抜き一生懸命働いた子どもたちは仕事を終えると「ふぅ〜こんだけぬいたら大きくなるよね」「あぁ〜良かった、今日来て!じゃがいも守れたね!」と誇らしげな顔をして話していました。その後も大きく立派に育った玉ねぎを収穫して園に持ち帰ると抜いてきたばかりの新玉ねぎをスライスして調理してもらいました。取りたて作りたての甘い玉ねぎも食べることができ、子どもたちにとっては今日の一日があったのと無かったのでは次のじゃがいも掘りや今後の活動にも大きな違いがあるだろうなと思いました。子どもたちからの呟きをこれからも大事にして子どもの主体的な活動を援助していきたいと思いました。