2022年5月11日 水曜日
今日は朝から雨が降っていたので子ども達は、泥場で泥団子作りや包丁ままごと、色水、テントの下での踊りなどを楽しんでいました。包丁ままごとのコーナーでは、年長のNくんがきゅうりを使って美味しそうなスープを作っていました。最初にきゅうりをすりおろすとそこにみかんを搾って入れました。すると爽やかないい香りが漂いました。Nくんはとても嬉しそうに出来上がったスープをプレートに置き、次に切った野菜の切れ端が花の形をしていて綺麗なことに気付くと、それもプレートの上に並べて料理を完成させると、野菜を使って人を作り、スープのそばに置きました。「この料理は誰が作ったの?」と聞くと「僕だよ!」と嬉しそうに言うと、きゅうりスープの中に入っている具材も教えてくれました。
一方その隣では、年長の女の子達がじゃがいもやかぼちゃなどいろんな野菜を使ってカラフルな料理を作っていました。Jちゃんは、きゅうりのヘタの部分が帽子のように見えたようで、それを使って人を作り始めました。帽子のサイズに合うように顔を作って目をつけましたが、その目は直ぐに落ちてしまいます。そこで、フォークを使って小さな穴を開けて差し込みました。すると、見事落ちずにしっかり目がつきました。そして「まゆ毛や髪は黒色で口は赤だよ」と話すとその色に合う野菜を探し、次々と付けていきました。まゆ毛をつける時には、野菜を細長くして本物のまゆの形にしてつけました。口は、何度も大きさを確かめながら顔全体のバランスが良くなるように作っていました。顔が完成すると、首、体、足と順番に並べていきました。体の部分には表面に斜めに切れ込みを入れて服に模様をつけ、靴も作って細かい部分までこだわって時間をかけて作っていきました。作品が完成すると、ほかの友達が作って並べているテーブルに嬉しそうに置きました。遊びの中で刺激し合いながらたくさんのことを考え、学び、工夫している子ども達の姿を今日も沢山見ることが出来ました。そんな自ら主体的に成長していく子ども達の姿から私達教師は子どもとは?を学び、理解を深めていっています。これからも子どもの発達の姿を見逃さず、成長し続ける教師でいたいと思います。