2022年4月27日 水曜日
今朝はままごとコーナーの隣にりす組のH君のおじいちゃんが持ってきてくれた背の高〜い竹の子が何本も出ていました。すると、年長の子達が集まってきて「これお洋服脱がすんよね‼︎」「やるー‼︎」とこちらが声をかける前に皮を剥がし始めました。それを提案しようと思っていた私は先を越されてしまって…ちょっとがっかりしながらも本当に感心するばかりでした。つい先日まで年中児で年長になりたてと思っていた子達が昨年の年長さんを見ていたとはいえ今まで沢山見てきて学び、それが経験として貯えられてきたのだと感動しました。そして竹の子の皮を1枚、2枚…と剥いていくうちにきりん組のN君が「先生、これでそうめん流し作ろう!」と提案してくれ、そうめん流しづくりが始まりました。まずは竹の子を繊維に沿って縦に切ると、どう高低差をつけるかという問題が出てきました。するとそこにらいおん組のK君がやってきてカラーの丸イスを持ってきてバランスを取りながらなんとかつないでくれました。その後も気がついたらそこそこで話し合って追加の竹の子を切って装置の続きを作る人、お箸やお皿を竹の子の節を利用して作る人、チューリップの茎で薬味を作る人など役割分担ができていました。どんどんと作っている途中でも何度も何度もそうめん流しの装置が倒れてしまいますが、そこは全然気にしないのが三葉っ子。「じゃあ、お歩きイスの上に置いたら?」「これまた倒れるんじゃない?」などと話し合って試行錯誤しながらどんどんバランスも安定感も良くなっていきます。失敗を活かしてあーでもないこーでもないと言いながら夢中になって進めていく子ども達の目は真剣です。今日から始まった竹の子遊び、今後どう発展していくか楽しみになりました。
部屋に入って、しばらくしてきりん組がテラスでお弁当の用意をしていると2階のテラスでちゅうりっぷ組さんやたんぽぽ組さんが「きゃー!」っと歓声を上げていました。どうやら、、、
戸外遊びから部屋に戻り、おやつの炒り玄米を食べて終わろうとするちゅうりっぷ組の前に園長先生とたんぽぽ組の先生が嬉しそうにやってきて「じゃーん」「いいでしょう」と大きな紙を見せてくれました。「ん?ん?」と首を傾げる子ども達。ただの紙ではないことに気が付いたSちゃんが「こいのぼりだ!」と言うとみんなも気がつき「すっげー!」「おっきーい」と大騒ぎ。するとまたまたSちゃんは大急ぎで自分のクレヨンを持ってきて描く気満々!他のみんなも「目がない!」「模様がいる!」とやる気満々!しかし当然、「ちょっとまったー!」とたんぽぽの先生が言いました。「これはたんぽぽ組のでーす!」「紙ならあげるよ」と紙をもらいちゅうりっぷ組のこいのぼり作りがスタートです。大きなこいのぼりを作ろうと大きな紙袋を切り、カレンダーを何枚ものりでつなぎ合わせ、形が完成しました。するとMちゃんが「こいのぼりのところで作りたい!」と提案しテラスで模様を描くことにしました。テラスに移動し、よし描こうとした時怖い顔をした男の子と女の子数人、どうやらお父さんこいのぼりを作るか、お母さんこいのぼりを作るかでけんかが始まっていました。ケンカの中にいたR君が「じゃあ虹色のこいのぼりにしよう!」と提案してくれましたが、納得できません。そんな時「あらあら、」と園長が来てくれて事情を聞いてくれました。そして「じゃあ、こっちにお父さん、こっちに(裏に)お母さんこいのぼりにするのはどう?」と仲裁してから、ようやく収まりその後の話し合いの結果、女の子がお母さんこいのぼり、男の子がお父さんこいのぼりを作ることになりました。(なかには「僕はお母さんがいい!お父さんも描きたい!」という意見もありました。)テラスでしながら「こいのぼりは貝殻の模様やね」「こんな線もあるよ。」と会話も弾み「できたー!!」とちゅうりっぷ組のこいのぼりができました。
そんな頃、先に完成したたんぽぽ組さんが、テント横に作ったこいのぼりを飾っていました。自分達の作ったこいのぼりを指差しながらキャッキャと喜ぶ姿がなんとも可愛く、微笑ましい様子でした。そんな姿を2階のテラスから見ていたきりん組は「すご〜い!」と言いながら「私たちも作りたい!」と意気込んでいました。その子どもたちの様子を見ながら私も大きな紙はあるかなーと部屋を探し1番大きい紙を見せましたが子どもたちは納得しません。「じゃあみんなお家から使えそうな紙を持ってきてつなげる?」と聞くと「私新聞紙持ってくる!」「カレンダーにしよー」など思い浮かぶものを口々に言い合っていました。明日は一体どんなこいのぼりができるかな?とドキドキしながらも楽しみです♪