2011年5月19日 木曜日
今日も、先週植えたトマトの苗(リリコ)にせっせと水やりをする年長児達。「おはよう」「早く大きくなってね」等、優しく声を掛けながら水やりをしていました。
又、きりん組の子ども達は毎朝バスから降りると一番に、テラスのいちごの様子を観察しています。「あれ、今日はナイロンがかかっているよ」とAちゃん。そうです、昨日教師が土の上にナイロン袋をかけて、土を覆ったのでした。「何でだろう?」「どうしてナイロンするのかな?」と不思議そうな子供達。するとCちゃんが「あ、このいちご、虫に食べられてないよ」「あ、こっちのいちごもきれいだよ」「古森先生に知らせようよ」とAちゃん達は事務所へ走って行きました。こども達の報告を聞いた副園長は「うわ?すごいね、ナイロンをしたことで虫さんも寄ってこれないし、土のばい菌からも守られているんだね。今度さつま芋を植えに行くんだけど、その時にもナイロン袋をかぶせるんだよ。陽が高くなっていちごの下の土を触ってごらん、何か気がつくよ」と話してくれました。早速子ども達はナイロン袋をはがして土に触れると「少しあたたかい」「じゃあ、お昼頃の土も触ってみようよ。」と、実験スタートです。私達教師は毎日いろいろな事に気付き、発見する子ども達に、驚きの連続です。
年長組は、今日、初めての手話教室の日でした。今年度副園長のお友達である山中先生にお願いして、月1回のペースで手話を習っていくことになったのです。「みんな手話って知ってる?」と聞かれると「テレビで見たことある」と答える子が沢山いました。まず「手話は、お耳が聞こえない人、音が聞こえない人に、目で見てわかるようにお話をするんだよ」と教えて下さいました。今日は、挨拶、クラス名、森のくまさんの歌(1番)を習いました。1つ1つの言葉には意味があり、物の形や動きをわかりやすく手で表現することの楽しさを味わうことができました。
*おはようは、朝起きて枕をはずしておじぎ(あいさつ)するしぐさを表します。こんにちはは、顔を時計に見立て、長い針と短い針を指で作っておでこに当てて12時(お昼)を表します。こんばんはは、顔の前を両手で隠して暗くなっていく様子を表現、しあいさつをします。
*きりん組は、首が長いこと、らいおん組はたてがみ、ぞう組は長い鼻、くま組は胸で月の形を作ります(月の輪熊の意味)。このように、その動物の特徴をつかんだ手話に、子ども達は興味を持って真剣に覚えようとする姿が見られました。
*最後に教えてもらった森のくまさんは1番のみでしたが、リズムに合わせて楽しく覚えていきました。来月は2番です。山中先生はみんなの名前も教えてあげたいと言ってくださっていたそうです。今日は「古森先生」という手話を教えてもらいました。
毎週金曜日に一時預かりで、ひまわり組に通級しているK君は、耳に補聴器をつけています。K君ともいろいろな会話ができるようになるといいなと思っています。そして、たくさんの手話を覚え、人とのかかわりに役立てていけることを願っています。