2022年3月1日 火曜日
今朝、登園してくる子どもの中には、昨日に引き続き、ままごと用の野菜を持ってくる姿が見られました。らいおん組のYちゃんは「残りもの〜」と1枚のキャベツの葉を持ってきました。たんぽぽ組のTくんは家からにんじんを持ってきて包丁ままごとに初挑戦していました。
また、りす組のYくんは、ままごとコーナーで1つしかなかったピーマンを手に取ると、周りの友達もピーマンを使いたそうにしていることに気付き、包丁で切って分けてあげていました。
サニーマートさんの閉店から野菜不足に困っているのは包丁ままごとをしている子ども達だけではありません。園で飼っているうさぎも急にタッパーに入った水と硬いラビットフードを与えられ食欲が減退していて野菜不足になっていました。今まで毎日野菜を食べてきた三葉幼稚園一、ベジタリアンなうさぎでしたが「これだけじゃ満足しないよ、、、」と言わんばかりにお皿を倒して不貞腐れていたのです。その様子を見た園長は「(おやつは)歳をとったうさぎさんには硬くて食べにくいよね〜」とうさぎの餌を探しに行く年長児の探検隊が発足しました。キャリーを持っていざ探検に出発です!
まずは、第一駐車場の近くにある草花の収穫をしました。園長が沢山生えている草花の中からうさぎが食べられるものを見つけ収穫すると、園長から草花を受け取ったぞう組のIちゃんは、沢山生えている草花から同じ物を収穫しようと持っているものと比べながら探していました。すると、くま組のSちゃんが「それ知ってる気がする、、、ほとけのざ、、!」というと、教師は慌ててタブレットで検索、、、。見事、大当たり!「やっぱりね〜」と自慢げに笑っていました。自然に生えている草花はうさぎが食べられる安全なものだけではありません。見た目は綺麗なものの猛毒のある水仙が生えていたので園長に水仙について話してもらうと死んでしまうのは大変だと園に戻って他の子にも伝えるのだと話していました。
その足でポンタ農園へ昨日頂いたデコポンのお礼のついでに「もしかしたら、、もっといいものがあるはず!」と探検に行くことにしました。着くと1番に昨日のお礼を伝えると、もう1つの来た理由を話しました。すると、ポンタ農園の藤岡さんは、あれもこれもと快く不要になった野菜の葉っぱの収穫を許可して下さり、レタスやキャベツ、ブロッコリーの葉っぱなどキャリーいっぱいに頂きました。
帰園し、うさぎにあげると食べる食べる、採りたてで新鮮な野菜や野の花の食いつきはいいものです。一生懸命、ポリポリ、むしゃむしゃと音を鳴らせながら食べている姿に探検隊のメンバーの子達は、にやにやしながらその場を離れようとしません。そんな姿がとても微笑ましくなりました。
みつば探検隊のメンバーは、これからも募集し、野に咲く花や草など色んな発見へと繋げていきたいと思います。さて、先日よりサニーマートTSUBAKIさんの閉店により、包丁ままごとの存続の危機に新しい光が見えてきました。なんと、園児の保護者の口利きで松山生協斎院店さんから野菜を頂くことになりました。包丁ままごとの存続の危機に立ち上がった年長のAくん、そのおかげで今日もままごとは健在でした。また、うさぎさんの栄養不足も年長児の探検隊によって解消されました。この2つの危機に立ち上がった子ども達のパワーも大切にしながら松山生協斎院店さんからの申し出に地域の方からの助けてもらってすくすく育っていく三葉っ子達を教師一同見守り、育てていくことを誓い合ったのでした。