幼稚園の日記(ブログ)

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  2022年1月21日 金曜日

今朝、「すご~い!」と声がする方へ行くと、戸外のスワンボートの隅に子どもが集まっていました。氷がはっていたのです。小さなかけらを拾って、ままごとのお皿に載せて、sくんは「ほら、さわってみて。冷たいよ。」と友達や教師に見せて、触らせてまわっていました。

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きょうは、屋外遊ぎ場の果樹園に伊予柑を収穫しに行きました。各学年で時間をずらしていくことになり、低いところの伊予柑が自分の手で獲れるように、年少さんから出発です。続いて年中が出発しようとすると、古森先生が「いってらっしゃい」と声をかけてくれました。”遊ぎ場に伊予柑を採りに行ってくるね”と言うと「畑の上からころり~んって落ちないように気を付けてね」と教えてくれました。それを聞いた年中児は「おむすびころりんになっちゃう~!!」と大喜び!道中もオペレッタの替え歌で「伊予柑ころりん、すっとんとん♪”みずほ”もころりん、すっとんとん♪」とおむすびの代わりに伊予柑や教師・友達の名前をあてはめては、けたけた笑っていました。楽しいお散歩道です。歩いていると園の裏の道路のお宅にレモンの木があることに気が付きました。実は、昨日ポンタ農園さんに声をかけてもらい、吉本先生がポンタさんのレモンの木からレモンをたくさん採ってきてくれていたのです。それを調理師さんが輪切りにしてシロップ漬けにしてくれていたのをみんなで頂きました。ほろ苦い、ちょっぴり酸っぱいレモンを「大人の味や~!」「ビタミン、ビタミン!」と食べていたのです。レモンの木をよく見ると、とげがありました。「どこどこ?!」と探しながら遊ぎ場へ進みます。

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遊ぎ場に着くと、古森先生が工事のおじちゃんにお願いしてくれていたので果樹園まで上がりやすいように道を示してくれていました。おじちゃんたちも子どもが挨拶をすると、笑顔で手をあげてくれたり、「おはよう、よく来たね」と優しく声をかけてくれたりします。子ども達が来ている間、子どもの安全第一で、時には作業を中断してくれる優しい現場のおじちゃんたちです。果樹園では各担任から伊予柑にまつわる話をいくつか聞きました。①段々畑に伊予柑を植えるのは太陽がよく当たって、風通しがよく、病気になりにくいから、と聞くと「密じゃない。」「コロナと一緒だ」と気づく子もいました。②海からのあたたかい潮風が伊予柑にたくさん吹いて甘みが増しておいしくなること、③落ちている伊予柑があるけれど、自然にぽろっと落ちるのは、完熟の証拠。(昼食の後、子ども達は「えーと、何だっけ?まんじゅく。はんじゅく?…あ!完熟!!」と、家で教えてあげようと言葉を思い出していました。)④さっき見たレモンやみかん、伊予柑の木にはとげがあること。みかんの種類によっては、大人の指程太く大きいとげがあるそうです。それは、まだ若い赤ちゃんの木は柔らかくイノシシやシカに山で食べられるのを防ぐためだと聞きました。そんな話を「へ〜!」と聞き、いよいよお楽しみの収穫の時間です。

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おいしそうな伊予柑を選ぶとくるくる回して収穫します。ほとんどが手で触れたり、2,3回まわすとぽろっと軸のところから外れる完熟伊予柑ばかりでした。小さなたんぽぽさんや、ひよこ組さんには収穫した物をお土産にしました。遊ぎ場の園庭でずっと「がんばれ〜お願いね〜」と遊びながら応援してくれていたのです。次は収穫したばかりの伊予柑のお味見です。友達とわけっこしてその場で頂きました。実のまわりの薄皮が袋みたいになっていることに気づき、指先で上手にやぶって中身を出していました。果汁たっぷり、甘酸っぱい伊予柑をみんなで喜んで食べました。

 

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今日はもう一つ、大切な話を聞きました。屋外遊ぎ場の滑り台の他にも遊び場が増え、完成に近づいてきたことで古森先生が更に面白くしようと業者さんと相談したくれていたのです。年長さんが植樹をして桜やツツジでいっぱいになる計画や、斜面にロープやフェンスをつけて登れるようになること…みんなわくわくキラキラした目で聞いていました。

山の名前の募集にも何名かの方が応募してくださっています。親子で一生懸命考えて手紙を書いて来てくださった方もいらっしゃって、とてもあたたかい気持ちになりました。三葉っ子の夢がたくさん詰まった遊ぎ場、完成が待ち遠しいです!山の名前、引き続き募集中です。