2022年1月23日 日曜日
先週末から保育園れもん組とみかん組は屋外遊ぎ場第二園舎に移動し、もも組は幼稚園児のいる本園で生活しています。コロナ感染予防策としてしばらくこの生活が続くようで少し寂しさも感じつつ空いている2つの保育室やテラスを遊び場として思う存分使わせてもらっています。
陽が当たったテラスはポカポカして良い気持ちです。でもやっぱり外に出て遊びたいな、遊ぎ場に遊びに行こうかなと古森先生に相談したところ、この日は大型車が何台も入っているので難しいとのこと。そして古森先生が幼稚園の先生方に声をかけて下さり、犬の滑り台をテラス前に移動させて下さいました。また人工芝を移動させたりトランポリンや幼児用のジャングルジムもどんどん運ばれてきてあっという間にもも組専用の遊び場ができました。吉本先生もゴザやボール、柵などを持ってきて安全に遊べるよう安全な環境を準備していただきました。このようにもも組の子供たちが安心して遊ぶことができるよう、幼稚園の先生方も見守って下さっています。保育園児の中でもも組だけという心細さもちょっぴり感じる中、幼稚園の先生方にも助けて頂き心強さと感謝の思いを改めて感じました。
広々とした遊び場はまるで小さな遊園地のようです。古森先生の「ももぐみさんおいで~」の呼びかけに急いで靴を履いた子供たちが笑顔で飛び出して行きました。最近ジャンプが大好きなKちゃんはトランポリンを何度も跳んでいました。支えがなくてもバランスを取りながら跳ぶことができ、とても得意げな表情でした。Kくんはひしゃくを使っていっしょうけんめいボールをすくおうとし、うまくすくえると玉入れネットに慎重に運んでいました。犬の滑り台はみんなの人気者です。いっしょうけんめい階段を上がる姿がなんともかわいらしいです。恐る恐るすべる子もいれば、こちらがヒヤヒヤするほどの勢いですべる子もいます。また、すべり台下のトンネルに1人が入ると次々に入っていきました。中をのぞくと「ばあっ!」と言う笑顔がたくさんです。出入りするときは頭を低くしたり身体をかがめたりと、頭がぶつからないよう気を付けていました。
そして次の日には遊ぎ場で遊ぶことができるということで散歩に行きました。月齢の大きい子は友達と手をつなぎ、他の子供たちはカートに乗って出発です。手をつないで歩くことも少しずつ上手になり足取りもしっかりしてきました。カートの子供たちは出発するまでは泣いていた子も動き始めるとピタッと泣き止み遊ぎ場までの道中を程よい揺れを感じながら、まわりの景色を楽しんでいました。この日は電車やパトカー、大きなトラックなどにも出会いパトカーからはおまわりさんが手を振ってくれました。それを見たはたらくくるまが大好きなKくんは「パトカー、バイバイ」と嬉しそうに報告してくれました。
遊ぎ場では三輪車に乗ったり汽車の遊具に登ったりとのびのびと身体を動かして遊ぶことができました。また、れもん組、みかん組の子どもたちの元気な姿を久しぶりに見ることができとても安心しました。また同じ園舎で遊ぶことができることを願いながら「バイバイ。」と手を振り園舎に帰りました。
いつまで続くか分からないこのコロナ禍での生活の中、子どもたちとの触れ合いや活動も制限しなければならないこともあります。その制限される中でも何ができるか、子どもたちに何をしてあげられるか、そして子どもたちをどう守るのか日々考えながら保育をしています。