2021年11月13日 土曜日
ひよこ組保育の中でも一番小さいクラスのもも組には毎月のように新しいお友達が入園してきます。まだ歩くことのできない子もいたり、慣れるまではお母さんと離れることが不安で泣く子もいます。そんな中4月からもも組にいて園生活に慣れている子ども達に中には、新しいお友達が気になって近くで顔をまじまじと見ていたり、名前を知りたがったり、世話をしようとする子もいます。Iちゃんは4月の入園当初、もも組の中では小さい方でしたが今では立派な先輩です。誕生月が1年も変わらなくても、自分よりも‟小さい”存在であるのが分かるのか、泣いていると心配そうに顔をのぞきこんだり、いないいないばぁをしてあげたり、頭をなでてあげたりとても微笑ましく可愛らしい姿がたくさん見られます。ずっと一緒の友達とは、おもちゃの取り合いなど遠慮なしにしますが、小さいお友達にはおもちゃを持つ手をすっと引いたりするのです。(もちろんそんな時ばかりではありませんが)這い這いする子に対して‟おいでー”と両手を伸ばす姿には笑ってしまいつつなんとも言えない可愛らしさを感じます。しかし時には『私も抱っこして~』とやきもちをやいて甘えてくる姿も愛おしく思います。
11月に入園したお友達も少しづつ慣れてきました。
そんなもも組さんも、ちょっとお兄さんお姉さんのみかん組、れもん組のお友だちに刺激を受けながら過ごしています。テラスやテラス外、それぞれ部屋で一緒に遊んでいると、ちょっと難しいかな?ということもやりたがり無理矢理にでも一緒にしようとする姿が見られます。運動会で楽しんだアンパンマンタンバリンに、みかん組の子ども達がスポンジ積み木を踏み台にしてたたいているのを見て同じようにスポンジ積み木を抱えてきてその上に立ち上がって届くと『できた!』と得意気にしていました。また、平均台1本をしていたれもん組さん列にまじって一緒にやってみようとしていました。『あれ?できるかな?』と一瞬不安そうにしていて、最初は保育教諭に手を引かれてしていましたが、そのうち1人でもできるようになりました。また、廃材遊びでれもん組がセロハンテープを使っていると興味を示したやってみようとする子もいました。まわりの様子を見ながら『こうかな?』と真剣な表情でしていました。
新入園児が入ってくると、もも組からみかん組へ数人ずつ進級していくことになります。1つ上のクラスに行っても子ども達が自信を持って生活できるよう、生活に必要な基本的なことが身につくよう意識して保育しています。もも組だからと赤ちゃん扱いするのではなく食事面や自分の物の片付け、手洗い、ズボンをはくなど、個人差や成長に応じて自分でできることは自分ですることができるよう、援助や言葉かけを続けていきたいと思います。そして1年後2年後には幼稚園に上がっていく子ども達が立派な三葉っこになる日を楽しみにしています。