2021年10月22日 金曜日
コロナ感染症の流行で、幼稚園の図書の貸し出しが中止になっていましたが、今日から解禁になり貸し出しが始まりました。年中児達には昨日の降園時に、屋外遊ぎ場の図書館に本を借りに行くことを伝えると「え~何にしようかな」「可愛い本があったらいいな」などと楽しみにしていました。出発前に古森先生に「行ってきまーす」と伝えると、保育園の運動会の準備をしていた古森先生が、年中児に話をしてくださいました。
「年中さんどこに行ってくるの?」と聞かれると、「屋外遊ぎ場」「本を借りに行くー」と子ども達は口々に答えました。次に、借りた本の取り扱いについても話してくれました。「小さい兄弟がいる子は本を破かれないようにしてね。そしたら、また本が借りられるよ」と聞いた子どもの中には「通園バックに片付けるようにしよう」「本に触らないでねって言っておこう」と子ども達なりに本を大切に出来るよう考えていました。屋外遊ぎ場に向かう途中も子ども達は、通園バックをしっかりと持ち足速に歩いていました。交通安全教室で教えてもらった事を覚えていて、曲がり角を行く際には顔をちょこっと出し左右を確認して歩いたり、道を横断する時は手を真っ直ぐに挙げて渡ったりしていました。
屋外遊ぎ場に着き初めに青コースが貸し出しに行きました。その間赤コースは、汽車で遊んだりロープにぶら下がり体を動かして遊んだりしていました。しばらくするとぱんだ組のK君が「石が固まったんよ」と何か持ってきました。K君の手には、水溜まりの水が干上がり泥が板状に固まった物が乗っていました。汽車下のスペースでは、その固まった土でクッキー屋さんがオープンしていて、りす組のMちゃんが「先生美味しいクッキー食べる?大きいクッキー、小さいクッキー何でもあるよ」とぱんだ組、りす組の子ども達で楽しく遊んでいました。
しばらく遊んでいると、りす組の子ども達が本を借りる順番が近づき通園バックを持ち一階の部屋で待機し、借りる前に約束事や借り方などの話をしました。話が終わりしばらく待っているとK君は「何かドキドキしてきた」Hちゃんは「お花が沢山あるやつにしよう」といまかいまかと心待ちにしていました。自分達の番になり、本を選び始めた子ども達は沢山並んでいる本の中から楽しい本を見つけていました。出発前に借りた本は家に持って帰ってから読んでねと古森先生と約束していたのですが、りす組の子どもの、中には待ちきれず借りるとすぐに通園バックから本を出しこっそり見ている姿がみられました。また、降園前にはぱんだ組の子どもが妹と話をしながら見ている姿もあり、子ども達が本の貸し出しを楽しみにしていたことがうかがえました。絵本の貸し出しを通して、本に触れる機会が増えより一層本に興味を持つことができるだろうと嬉しくなりました。絵本の返却は、週明けの月曜日になりますのでお家で一緒に読んで頂き、月曜日には持たせてください。借りた物は期限までに返す決まりを習慣づけてください。
今日昼食前に、火災の避難訓練がありました。りす、ぱんだ組は図書の貸し出し前に非常用滑り台を滑る練習をしていたので、その時にしていた約束をしっかりと聞いていた子ども達は、手と足を伸ばして滑り、集合場所に移動する事が出来ていました。人数確認の後、古森先生からマスクをしている時はハンカチはいらないが手で押さえるといい事、その他の災害の時に注意する事等を聞いていた子ども達の目はとても真剣で、古森先生の顔を見ながら聞いていました。防災頭巾や、非常用滑り台等避難訓練の時にするのではなく、定期的に行って正しい避難の仕方、道具の使い方の理解を子ども達と一緒に深めていきたいと思いました。