2021年10月19日 火曜日
運動会が終わり、昨日の職員会で9月から設置した固定のテントの下にどんな環境を作ろうかという話が出ました。運動会後 バトンや指揮棒等を広告で作り、園庭を歩いていた年中・年少さん。それを見て同じようにしたいと広告で旗を作る子どももいました。そこでそういう制作コーナーを作ってはどうかと言う案もあったのですが、昨日年長さんが稲刈りに行き、稲刈り機体験や鎌を使った稲刈り体験をしたことから運動会やお祭りなどのお絵かきをするのではないかと、お絵描きコーナーを作ることにしました。ということで今朝お絵描きコーナー“あとりえ みつば”が誕生しました。朝、来た年長・年中さん達が中心になりクレヨンを持ってきて、“あ”“と”“り”“え”“み”“つ”“ば”と一文字ずつの手作り看板が掛けられました。そしてテントの下には卓球台のテーブルや給食台と椅子が並び、テントの横にはブルーシートが敷かれ、完成です。
1番に来たのは、年長の女の子、クレヨンと好きな紙を持ってきて描き始めると、「僕も描いていい」と男の子がやって来ました。「いいよ」と答えるとすぐに部屋からクレヨンを持ってきて、描きいている子の前に座って書き始めました。すると次々とそれを見た子ども達が友達を誘って集まってきました。年長児は、昨日の稲刈りを描いて、「虫がいっぱい出てきたよ」「鳥も飛んでいた」と描いた絵の話をしてくれました。その横で描いていたS君も「僕もだよ」「とんぼが飛んでいたからとんぼ描いた」と見せてくれました。反対側で描いていたY君も「僕はみつば幼稚園を描いた」と建物にみつばマークを描いて、園庭で遊んでいる絵を見せてくれました。
また年中さんは、「見て 獅子舞描きよる」と描いている絵を見せてくれ、年長児は「私は 運動会で踊っているところ」「僕は車 これシャベルカーで」とそれぞれが描いている絵を見せてくれました。
すみれ組のお部屋は、みんなが絵を描いている固定テント前にあることから、すみれ組の子ども達もすぐにクレヨンを持ってきて、置いてある紙を選んできて描き始めました。Yちゃんは「これ赤ちゃんでベビーカーに乗っているの これがママ」と指を差しながら教えてくれました。またRちゃんは「これがママ これが先生 ここは先生のお家」と話してくれました。
しばらくして年長さん達はクレヨンで描き終わると、マイ絵の具を持ってきて、塗りたい色を作って塗っていました。それを見た年少さん達も絵の具を先生に作ってもらい、年長さん達を真似して絵の具遊びを楽しんでいました。
他学年がしていることを見て、興味を持ってしようとするみつばっこ達。他学年に刺激を受けて集まってきて「あとりえ みつば」はブルーシートをもう一枚広げる程、大賑わいでした。
ひとり一人が思い思いにお絵描きを楽しんでいる様子を見ながら、体験することの大切さを思いました。作品展の頃には沢山の楽しいお描きのお話が聞けるのが楽しみです。