2011年4月13日 水曜日
今日は、とても暖かく時折り満開の桜の花びらが風に吹かれて舞い散る様子を見た年中児が「桜のお祭りみたい」と楽しそうに両手を広げて空を見上げていました。副園長が今日は、黒板に「いまは、はるです。ようちえんには、たくさんのおはながさいています。どんなおはながさいているかさがしてみよう!」と書いてくれました。うさぎ組では、みんなで黒板の文字を読むと、園庭にどんな花があるか探して回りました。
すると、さくら、ちゅうりっぷ、いちご、たんぽぽなどたくさんの花があることに気付きました。名前が分からない花があると、「この花は、何?」と聞いていました。色水遊びでは、パンジーの名前を聞いていた子ども達は「これは、パンジーやね」と指をさして何色があるか声をそろえて言っていました。またパンジーと聞いて、Rちゃんは「お猿にもそういう名前がいるよね!」と言い友達から「それは、チンパンジーやん!」と言われて頭をかく場面もみられ、楽しんで春の花を探すことができました。他にも、マーガレットやヒヤシンス、駐車場にはカラシ菜の花がまるで黄色い花が咲いた木のように高いところに咲きほこっています。たくさんの花の中でも、白くて愛らしいいちごの花は、昨年、いちごの沢山の思い出があることから、特別な思い入れがあるようです。
また、昨日は小さいボール投げを楽しんでいた子ども達でしたが、泣いている子ども達も興味を持って遊べるようにと、副園長が虫取りの網を使ってバスケットゴールを作ってくれました。そのバスケットゴールは少し高めの物、つま先立てば届くくらいの中くらいの高さの物、そして3歳児が手を伸ばすと届く低い物と三段階になっていました。それを見て泣いていた年少児は泣くのをやめて、ボールを取ると近くから投げ入れ、入ると笑顔になり喜ぶ姿がありました。年中児のI君も、3m程離れたところから投げたところ、入って「よっしゃ!」と何度もガッツポーズをして得意そうでした。多勢の子ども達が集まって楽しんで遊ぶ姿に子どもの発達と興味に添った環境の設定の大切さを強く感じました。また、砂場の砂が外にこぼれていたのをシャベルですくって入れるお手伝いを頼むと「よっしゃ!」と言って何度も往復して砂場へ返してくれました。そのなかには朝、泣いていたB君の姿もみられました。みんな三日前に入園したばかりの子とは思えない程伸び伸びと遊ぶことができていました。環境による教育とは子ども達のことを考えて環境作りをすることであり、それが日々の子どもの成長につながる大切なことであることを改めて学ぶことができました。