2011年3月19日 土曜日
22年度最終日の今日は年中、年少児の終園式とクラス別お別れ会の日でした。
昨日からお部屋の窓を拭いたり棚を動かして床のすみずみのほこりを奇麗に拭いたりして気持ちよくなったお部屋でお母さんとカレーを食べるのを楽しみにしていました。今日のカレーは古森副園長の手作りでサツマイモのサラダとデザートのお団子です。先週年長さんのお別れ会の時に調理室からいいにおいがしていたので「自分達も早く食べたい」と心待ちにしていました。
遅コースで登園したすみれ組の子ども達は所持品の始末を終えるとすぐに終園式の為に ホールに上がりました。副園長が「年少さーん」と声をかけると元気いっぱいの返事が返ってきたので「さすが!今日で年少組にさよならして年中のクラス新しい帽子になるからちゃんと話しが聞けるね。」と褒めてくれました。 副園長が卒園式のときに年長さんに話していた震災の話をした時にはとても真剣な態度で話を聞いていました。 震災にあった人たちは電気もつかない暗いところで生活したり食べるものも飲むお水も少ししかなくてお風呂にも入れなかったりしている。車だってガソリンが足りないから動かない。だからそんな人のために自分達ができるのは電気やガソリンを無駄に使わないで、近くなら歩いていこう!足も丈夫になるよ。」と言うと「はい」っと声が返ってきました。 春休み中に誕生日を迎るお友達に「おめでとう」を言ってあげたり入園式に出る年中の代表の子ども達のかっこい「勇み太鼓」の踊りを見たりして終園式が終わりました。
お部屋に戻ってからのクラス別お別れ会ではクラスの役員さんがリードしてくださって楽しい一時を過ごしました。
すみれ組では子ども達が一生懸命にちゅうりっぷの花を折ってパステルやマーカーで色を塗ってプレゼントしてくれました。そして保護者の方からひと言づつお礼の言葉をかけてくださいました。4月に入園して「初めての集団生活・・どうなる事か心配だったけれど仲良しの友達が出来て毎日楽しく通園していました。」とか「園であった出来事を話してくれるようになって幼稚園が大好きです。」「三葉幼稚園はいろんな先生がかかわってくれるのがいいです」など他のクラスでも1年を振り返りながら子供達の成長を共に喜び合いまた進級してからも仲良くしようねと約束しました。
さて、ひつじ組では早い時間から「おなかすいた早くカレーがたべたい!」という子ども達の声が沢山聞こえてきたそうです。
お待ちかねのカレーライスでは保護者の方々が準備や配膳を快くお手伝いしてくださったのですぐに食べることができました。そして一口食べた保護者の反応は「おいしい」の一言でした。「どうしてこんなに美味しいのか・・」それにはカレールーの作り方に秘密がありました。 市販のルーは少なくしてカレー粉と野菜の旨みががよく出たスープを使って作り、片栗粉でとろみをつけて出来ていました。その程よい加減は古森副園長でしか出せない味です。 付け合せのお芋のサラダと豆腐の入ったお団子も子ども達と保護者に大好評でした。アレルギーのある子も食べられるカレーを味見した保護者からはこれも美味しいと絶賛していました。
美味しいカレーを食べ終わると、さあ!いよいよ新クラス発表・・真新しい帽子と名札をもらうのをワクワクしながら待って「あ!○○君と同じだ!」と「また遊べるね」と嬉しそうにしながら全員がもらうのを見守っていました。年中フロアーは隣のクラスと行き来しやすいのでたとえクラスが変わってもまたいつでも一緒に遊べます。
年中組は年長の部屋へ、年少児は年中のクラスへお道具箱もって移動し4月から同じクラスになる友達と顔合わせしながら進級への準備ができました。
移動のときに混雑してしまったという教師の反省も残りましたが1年間保護者の方々や園にかかわる沢山の人が暖かく見守ってくださったり、協力して下さった事に感謝して無事終わることができました。