2021年9月2日 木曜日
今朝はパラパラと小雨が降っていましたが、子ども達が応援する頃にはすっかり止み、荷物をしまい終えた子ども達が園庭に出てきました。
そこで、駐車場で育てている夏野菜をままごとで使っていいと古森先生から昨日許可を得ていたので、数人の子ども達と収穫しに行きました。駐車場に着くと、屋外遊ぎ場からちょうど上がってきた古森先生と一緒になり、収穫を手伝ってもらいました。子ども達は、真っ赤になっている沢山のトマトの実を見つけて、りす組のMちゃんは「先生奥に大きなトマトがあるよ」と周りのトマトの2個分くらいの大きいトマトを収穫してとても嬉しそうでした。
子ども達が夏野菜を収穫している中、古森先生がビワのそばに生えていた里芋の葉っぱとひよこ組さんが植えたサツマイモの葉っぱを採って来て。面白いことを教えてくれました。サツマイモの茎を折っては引っ張って鎖のように繋げて見せてくれました。それを見ていたKちゃんは「何それ〜」と興味津々。古森先生が「やってみる?」と言うと、Kちゃんは仕方を教わりながら緊張した様子で茎を折り作っていました。
次に、「里芋の葉っぱに水をかけるとダイヤモンドみたいにキラキラとするんだよ」と教えてもらったのですが、水がキラキラ?と分からない様子だったので「幼稚園に帰ってしてみよう」と言うことで帰ってから試してみることにしました。幼稚園に帰ると、早速水鉄砲に使っていたペットボトルに水を入れて、里芋の葉っぱに水をかけてみると水が球状になって葉っぱからながれおちました。「わ~スーって落ちた」「キラキラしてたね」と子ども達は大興奮。
らいおん組のOちゃんが「ねぇ今度は水を貯めてみようよ」と提案し、水を貯めようとしたのですが水がスルスルと傾いた方に流れていって貯める事ができません。そこでどのようにしたら水を貯めていけるか考えていると、りす組Kちゃんが「手をお皿にしてそこに葉っぱを入れたらいいんじゃない?」と言いました。そこで早速試してみることにしました。葉っぱの隙間から何度もこぼれ落ちそうになると「ちょっと待って!落ちてる落ちてる!」とその都度修正しながら水をついに貯めることが出来ました。貯まっている水は、古森先生から教えてもらったように水の周りがキラキラと輝いて「本物の宝石みたいだね」「何でキラキラしてるんだろう?」とみんなで考えていました。
次に、駐車場から一緒に採ってきた赤シソて色水を作ってみる事にしました。一人の教師が、すり鉢にシソと水を入れて作ってみたのですが、黒っぽい緑色の色水が出来ていました。
古森先生が「塩で軽く揉んで擦ると赤色になるんだよ」と子ども達の前で実践してくれました。すると不思議な事に、さっきはすり潰しても黒っぽい緑色だったシソの汁が軽く塩をつけて手で揉むと赤色の色水が出来たのです。
更に「そこに酢を入れるともっと綺麗な色になるんだよ」と少し酢を入れて混ぜると、あっという間に色がピンク色に変わっていきました。色水でよく遊んでいる三葉っ子達は、今までで経験したことのない魔法に大興奮で夢中になって作っていました。三葉っ子達は、楽しい事があるとすぐに嗅ぎつけていつの間にか集まってきます。今回もあっという間に子ども達が集まり、密になりそうなので机の数を増やした程でした。
今日は、シソの色水遊びの初日でしたが綺麗なピンク色をすぐに作り出す子がいる中、何度もチャレンジしても黒っぽい緑色から変わらず悪戦苦闘している子がいましたが、色々な遊びを経験している三葉っ子達は、ピンク色の色水作りからどんな遊びに発展していくのかが楽しみです。子ども達だけでなく教師も自然の不思議体験を夢中になって楽しみました。今後も、子ども達と一緒に自然の不思議と神秘を楽しみたいと思います。