2021年7月6日 火曜日
明日は七夕です。涼しいテントの下では、自分達で染めた浸し染めのキッチンペーパーを折って切って、天の川を作ったり、三角つなぎや輪つなぎを作ったりして園庭の笹に飾って明日の七夕に期待をもっていました。そうこうしていると、事務所横の水道から2階のテラスに何やらホースが伸びています。非常滑り台をつたって2階のテラスをはっていたホースの先にはT先生がいました。すると、子ども達から「わー!」「きゃー!」と大きな歓声が上がったと同時に2階テラスからホースの雨が降って来たのでした。どうやらこれは、7月末の子どもだけの夏祭りに向けてのお試しの遊びだったようです。昨年と違った夏祭りを先生達が計画していますので、どんな夏祭りになるかは、今後のお知らせを楽しみにしておいてください。
さて、ひょうたんとゴーヤの葉が茂り始めた「男だけの基地」では、葉と葉の間から顔を覗かせて何人かの男の子達が遊んでいました。今学期もあと残り2週間ですが、どこまでグリーンの壁ができるか楽しみです。
その基地の目の前の年長児が植えた30㎝程に伸びたもち米の苗を植えた泥舟には、ひつじ組のCちゃんが持って来てくれたおたまじゃくし達が体の形を徐々に変えていて、子ども達は図鑑を広げながら、かえるになる日を心待ちにして観察しています。
そんななか、らいおん組のYくんが4つの泥舟のうち1個だけ稲の生長が悪いことに気付きました。「何でこれだけお米が小さいんかな?」「栄養がないけんやない?」「太陽が当たってないけんよ!」と子ども達が頭を寄せ合って、それぞれの知識を出しながら考え、不思議がっていました。実はこの泥舟だけ田んぼの泥が足りなかったので、腐葉土を入れてかさ増ししたのですが、ここまではっきりと生長の違いがでるとは予測していなかったので、この生長の違いを子ども達と観察していきたいと思います。
そして、2階の年長組のテラスでは、3週間前に植えたアサガオの種が芽を出し、ぐんぐんと生長して支柱にツルを巻き始めています。すると、問題発生です。少し離してはいるものの隣の支柱に巻き付いてしまっているアサガオがあったのです。そこで年長児を呼んで話をすると、Yくんが「ちょっとお手伝いしてあげたらアサガオが自分のところで巻き付くんよ。」と言いました。実はYくんは、男だけの基地作りに参加していて、園長がひょうたんのツルを巻きつける手助けをしていた時のことをきちんと覚えていたのです。
身の回りの自然物の世話や観察を通して、子ども達の知恵として培われていることが実感でき、とても嬉しくなりました。