2021年6月23日 水曜日
昨日,ぞう組で全日実習として野菜スタンプや浸し染めを使った廃材遊びをしました。そして今朝古森先生に言ってもらって海の家に廃材遊びの環境を作り、そこに浸し染めと野菜スタンプも出しました。野菜スタンプは浸し染めに使っているキッチンペーパーに押していましたが古森先生にざら紙でしてみたらと言ってもらってざら紙を出すとくっきりと形が押せ、色も鮮やかに浮かびあがりました。するとイメージがどんどん膨らみ、教師が押したデザインより更に工夫された素敵なデザインを表現していました。きりん組のAちゃんは教師がお花を作っていたのを見て違う素材を使って更に細かいお花を作っていました。そして,その隣でKちゃんは更にイメージを広げ,空と山を作るなど大きな紙に思い思いの表現を楽しんでいる姿がありました。素材一つで子どものイメージの広がりが全く違い,素材を吟味する事が大事なのだと思いました。また,浸し染も昨日和紙とキッチンペーパーという違う素材を出した事で作品に取り入れるのもそれぞれの特徴を子どもたちが気付いて作る姿が見られました。今日年中年少さんも入ってきて遊び始め、ぱんだ組のK君はキッチンペーパーと和紙を交互にハサミで切って「こっちの方が切りやすい」とキッチンペーパーとは違う和紙の良さに気づいていました。7月には作品展を予定しています。これらの経験を活かしこれから子どもたちの想いが詰まったたくさんの作品一つ一つを楽しんでみていけるように、また子どもたちのイメージが広がるような環境と経験が生きる場を作らなければとおもいました。
そして今日は駐車場のきゅうり,ナス,ピーマンの夏野菜を収穫しに行きました。ピーマン8個、ナス2本、キュウリ4本のうちクラスでどれか一つ収穫出来ることになり、ぞう組はピーマンを収穫しました。それぞれが収穫した野菜は全部集めても14個、どれをどのように料理できるか、と悩んでいると古森先生は頭の中でくるくると考えてそれぞれの野菜を子どもたちの人数分、しかも形がわかるように切ってくれました。ピーマンはみんなが食べやすいようにとだしまろ酢で味付け、ナスは甘く油で炒め、きゅうりは塩味にとそれぞれ食べやすいように味付けを変えて3種類の料理をつくってくれました。各クラス野菜が苦手な子たちが生のピーマンもぺろっと食べ、「おいしかったー」と大満足でした。これからどんどん夏野菜が収穫出来るのでしっかりと世話して生長を見届け、いただく命に感謝して子どもたちと大切に味わっていきたいと思います。