2021年5月28日 金曜日
子どもだけの運動会に向けて「どうすれば子ども達が主体的に遊べるのだろうか」「今年の子ども達は何が好きで何に興味があるんだろう?」「遊びの中で集団行動、個人の知恵やイメージが高まるときってどの場面かな?」等、教師達は日々話し合いの時間をもちながら保育を考えています。子ども達はキラキラしたいろんな表情を見せてくれて私達に毎日たくさんの発見や感動を与えてくれます。それに応えるために私達教師ができること、考えたり準備をしたり演出することです。今朝は、古森先生が私達にその姿勢を見せようと、倉庫の中を覗いて整理してくれました。箱の中の物をいろいろ出して必要な物をかためて出しやすいようにしていると奥の方から古い段ボールが出てきました。15年前まで使っていた「鈴割り」の鈴です。
「子どもの時にやってた〜!!」と驚いたのは西森先生です。早速出してみると子ども達が「なになに?!」と集まってきました。玉を投げて当てて鈴を割るんだよと教えると真剣な表情で玉を投げ始めました。一際命中率の高い玉が飛んで来たと思ったら西森先生をはじめ懐かしさを感じた先生達が夢中になって参加していました。それを一緒にニコニコ見ていた古森先生が「9:30頃から今日はこれで遊べないかしら?」とつぶやきました。それを聞いた私とSちゃんで園内放送を使ってみんなに知らせました。「9:30からお外で楽しいことが始まります!帽子をかぶって集まってください♪」
今日は倉庫に隠れていた歴史ある鈴割りと教師手作りの段ボールの亀さんで“カメさん競争”をしました。
私の不慣れな進行は年長さんに手伝ってもらいました。自分たちで考えて言葉を言ったり、マイクをもって「いっせーので!」と教えていないのに声を合わせて盛り上げたりする年長児はとても頼もしく嬉しく思いました。
今日は午前保育だったのでクラスを半分にわけてゲームに参加しました。自分とクラスの友達がしているゲームは“隣の芝は青く見える”現象でしょうか?とってもうらやましくてうずうずしていました。
子どもだけの運動会に向けた今日のお遊びが終わった後、古森先生に「どうだった〜?月曜日から何がしたい?!」と聞かれて口々に「鈴割り!」「カメさん!」「リレー!」「玉入れ!」と答えていました。「お部屋に帰って友達と先生と相談してみてね」と解散しました。相談の結果を職員会で話し合いましたが、子ども達の喜びようや夢中になって遊ぶ姿の報告ばかりで決めかねているのです…!月曜日、また子どもと一緒に考えてみます♪お子さんに聞いてみてくださいね。