2011年3月3日 木曜日
春の訪れをいろいろな所で感じるなか、 今日は、年中組のひつじ組とりす組が合歓の木を、ぱんだ組がケアフル竹原を訪問しました。先日の火曜日に副園長からおじいちゃんやおばあちゃんは、今まで沢山働いてきたから手が動かなかったり、足が不自由になっていたりしているかもしれないけど、三葉幼稚園のみんなが優しい気持ちで元気をプレゼントしたら動かなかった手を動かすようになるかもしれないことを聞きました。すると子ども達から「優しくするよ。一人ぼっちにしないよ」との声があがりました。どのクラスもおじいちゃんやおばあちゃんに「元気とパワーをプレゼントする」と張り切って練習してきました。
今日は、ひなまつりという事もあり、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に「うれしいひなまつり」を歌いました。おじいちゃんやおばあちゃんも「懐かしいなー」と言いながら手拍子をして歌ってくださいました。緊張していた子ども達もいつのまにか笑顔でいっぱいになり、おじいちゃんやおばあちゃんからもパワーをもらたようです。ひつじ組では、副園長から教えてもらった、幼稚園の裏山に咲いている梅の近くでまだまだ鳴き方が上手に出来ない子どものうぐいすの話をしました。「ホーケキョ」「ホーケキョケキョ」と子ども達が鳴くと「うぐいすやなー、本当は、ホーホケキョやなー」とおばあちゃんが教えてくださいました。そして、気が付くとなんと合歓の木の1階の壁には、おじいちゃんやおばあちゃん達手づくりの梅の木に可愛いウグイスの絵が飾ってありました。それを見てwちゃんは、「お部屋の中にも春が来とるね」とつぶやきました。この言葉を聞いた私は、子ども達の感性にただただ感動するばかりでした。
りす組では、触れ合い遊びで「おてらのおしょうさん」をする時に、s君が一人ぼっちになっているおじいちゃんを見つけると両手を大きく広げて自分の前のおじいちゃんともう一人のおじいちゃんと二人のおじいちゃんといっしょに手遊びを楽しむ姿が見られました。先日、副園長から教えてもらったように心使いができている姿に心が育っていることを感じ取る事ができました。
ぱんだ組では、おじいちゃんやおばあちゃんと風船バレーをしました。恥ずかしそうにしていたおじいちゃんもいつのまにか子ども達の笑顔に包まれながら手を大きく伸ばして楽しむ姿が見られました。そして、貯めていたプルタブをプレゼントし子ども達と「車椅子が買えますように」と願いました。年中児にとって、 春の訪れを感じとりながら、お年寄りとの交流を楽しむ事が出来たことは、やり遂げた自信となって、年長組へ進級するステップになったと思います。最後におじいちゃんから「楽しかったよ。ありがとう」とお礼の言葉をもらって一段と帰りのバスの中はにぎやかでした。
ケアフル竹原ではプルタブを集めて車椅子を貰うのだそうです。三葉の子ども達も集めて毎回届けているのすが、所長さんは「まだまだなんですよ。いつになったら車椅子がくるんでしょうね…」と言われていました。皆さん、ご協力お願いいたします。