2021年5月13日 木曜日
「元気いっぱいのお引越しゲーム」
赤コース きりん組 (幼稚園) 大隅 咲
今日も子ども達がそれぞれの遊びを見つけ、笑顔いっぱい遊んでいました。図鑑を持った年中児があちこちで動き回っていました。何をしているのかと側に行ってみると枯れている葉の種類を探したり、図鑑に載っている虫を見つけたい!と探したり、散策していました。廃材を持ってきたりす組のTくんは図鑑の中に載っている虫の環境づくりをしていました。落ち葉、枝が必要だと知ると周りにいた友達に協力を求め、「これがいいかな?」「こっちの方がいいんじゃない?」と落ち葉を比べあって決めると早速ダンゴムシ探しの園内探検へ出発です。植木鉢を動かし、重い石をよいしょっと動かし、草の根をかき分け、その目と手の動きはなかなかのものです。そして時々「行くよ!」と友達を引き連れ、場所を移動していきます。
バスケットボールコーナーでは、たんぽぽ組のRくんが何度もゴールを目指してシュートをしていました。ボールを持つと、ある程度の距離をとり、ジャンプをして右手でボールを調節しながらシュートしていました。フォームよく力を調節し、何度もシュートを決めるRくんに感動しました。
今日、赤コースは全体で踊りを踊った後、クラスごとの列になり、リトミック遊びをしました。年長児が最近取り入れ始めたリトミックを年少児、年中児も指示を聞きながら周りを見ながら楽しんでいました。その後、初めてのお引越しゲーム。最初はクラスごとの移動です。移動するお隣さんを事前に一度確認し、教師だけで1回やってみると子ども達は理解し、お隣さんへの移動を歌って踊りながら楽しんでいました。クラスごとの移動が終わると次は好きな教師を選んで自由に移動するお引越しゲームです。教師達は子ども達が”自分の前に来てくれますように”とそわそわと少し緊張です。まずはスタートの1番目は1番好きな先生のところへの移動です。自分で考えて好きな先生の前に集まっていく子ども達に自立心をとても感じました。そしてずっとその場にいることもなく「2番目の先生、3番目の先生、、、」と考えながら移動する姿には驚かされました。好きな教師の前に来ると中には「◯◯先生〜」と名前を呼んできてくれる子や、年少児の中にも人に影響されることなく1人で来てくれる子など、待ちながらも子ども達の可愛い笑顔に自然と笑顔になれる瞬間でした。
「屋外遊ぎ場の電柱が…!」
青コース ひつじ組(屋外遊ぎ場)髙松由衣
今日、屋外遊ぎ場には3台のはたらく車がやってきました。何が始まるのかと目をキラキラさせた子どもたちの視線の中、園庭の桜の木の側に立っている電柱を抜く工事が始まりました。1台目の作業車が動き始めると、子どもたちはその動きに釘付けになりました。グングンっと伸びていく車を見て、興奮した子どもたちからはおもしろい話をたくさん聞くことができました。らいおん組のHくんが「あの車には、いっぱい仕掛けがあるんだ‼︎こんなの見れるなんてみんなラッキーだ♪この瞬間を撮りたい!」とワクワクした思いを話してくれたり、ひまわり組のHちゃんは、電柱の上の方に掛けられた何枚かの布を見て「あれは洗濯物かな?」と不思議そうに見ていたり、子どもたちの目にうつる世界は、大人には見えていないいろいろなことが見えているんだなと驚かされました。
※4枚目はHくんが実際に撮った写真です‼︎
電線が外され、いよいよ電柱を抜く瞬間。できるだけ高いところに登って見ようとする子、工事の行方をこわごわ立ち合ってくれているおじさんの手を握って見る子、指をさしてみんなに教えようとしている子様々な形で見守る中、予想よりもスッと電柱が抜けると「オォー!!」と歓声が上がりました。作業が終わるまで壁にへばりついて、夢中で見続けていた子どもたちの興奮はすぐにはおさまらない様子でした。今日1日で教師も初めて見た人生で1度見れるかどうかの電柱を抜く工事現場には、たくさんの学びや気付きがうまれ、Hくんが言っていたように“ラッキーな日“になりました。
そして、園長に工事のことを伝えようとぞう組のIくん、Yくん、Hくんが絵を描きました。最初から終わりまで一緒に見ていた3人ですが、絵に描いた部分は違っていて、その時のことを話しながら描いた3枚の絵は、3枚で工程がつながっているという、大人顔負けの描写画となっていました。園に帰って、園長に見せながら説明した絵には、その1枚1枚に説明文も添えられていて、年長児たちの共同性もすごいと感心しました。階段に貼られている①、②、③枚のその絵についた説明の文は見た人の心をあたたかくしてくれるものになっていました。見たことを、そのまま頭に描き込み、その後、絵や言葉で表現できる子どもたちの創造力や表現力に私自身も刺激を受けました。