2021年5月6日 木曜日
今日から青コースが午前中は屋外遊ぎ場で生活、赤コースは幼稚園で生活・・・とGW前の青コース赤コースと交代です。遊ぎ場に行くことを楽しみにしていた青コースの子どもたちは“待ってました!”と言わんばかりにぴょんぴょん飛び回り、久しぶりの友達との再会を喜んでいました。
朝、遊びの準備をしているわたしたちに園長が、「みんなのこいのぼりはないの?」「せっかくだからしまっておくんじゃなくて来た時に“うわ~!!”って喜べるように飾ってあげましょうよ!」と声をかけてくれました。早速、遊ぎ場の新園舎2階のベランダと汽車ぽっぽにひもを結ぶと、そわそわとその様子を見守っていた子どもたちが「すごーい!」「泳ぎよる!」「よろこんでるね!」と指さしてジャンプして、嬉しそうに眺めていました。様々な表情でパタパタ空を泳ぐこいのぼりは久しぶりの登園をちょっぴり不安に思っている子の気分も明るくしてくれました。
遊ぎ場の奥の山にはみんながみかん狩りをした果樹園があります。果樹園の木々も葉っぱの緑が濃くなり、新しい季節の到来を感じます。そんな山の木々の間をふと見ると古森先生の姿がありました。そこでみんなで山を登っていくと古森先生が白いお花をもって待っていてくれました。「何してるの?」と子どもたちが聞くとその白いお花をみんなの鼻に近づけての香りを一人一人に匂わせてくれました。そして「これはね、みかんの花だよ」と話してくれました。甘~い(香水のようなオシャレな匂いです!)香りに誘われてミツバチがやってきて蜜をたっぷり吸うのです。吸いながらお尻に黄色い花粉をつけて”お化粧”してまた次の花へ~・・・と繰り返すと赤ちゃんみかんができるんだよと教えてくれました。子どもたちは園長の顔と花を交互に見上げて「へぇ~」と興味深そうに聞いていました。果樹園のみかんの木には白い花、桃やぶどうの木には赤ちゃんの実がついていました。子どもたちは「どれだ?!どこだ?!」と目をパチッと開いて指さしながら宝探しのように果樹園散策をすることができました。
遊ぎ場は海からの涼しい風が吹き、とっても心地よいのです。五感でたっぷり自然を感じて今しかできない経験をタイミング逃さず楽しめることはとても幸せなことだと思いました。
〈赤コース〉
長い休みでたんぽぽさんや年少さんは泣かないで来るかな?と少し不安でしたが門を入ると「おはよう!」と挨拶をして手指を消毒してさっさとお部屋に向かって行く姿があり、すっかり幼稚園生活に慣れてきているのだなと嬉しく感じました。
園庭では、乗り物や砂遊び等思い思い遊びをしている中、水くみコーナーでは腕に水をかけて「気持ちいね!」と涼んでいたり、カップに水を入れてフタをして振って水の音を聴いて楽しんでいたりと夏日を感じて涼む遊びを楽しんでいました。一方では、いくつかの大小のカップを持つと何杯で満タンになるか試す姿が見られ遊びの中で分量を学習しているのだと楽しくなりました。
今日は新しく園庭には手作りのアスレチックコーナーができていました。年長、年中児達は昨年したことがある子が多いのですいすい進んでいました。年少児は初めて挑戦する子が多い中でS君は「やりたい!」と列に並びました。タイヤの上はすいすいいけたS君!丸太の上を歩く際は少し緊張していましたがお兄さんの真似をして丸太の上を慎重に歩いて渡るとニッコリしていました。最後の手作りはしごは何度も足を踏み外しながらも「よいしょ」と渡り終えると「出来た!」と喜んで何度も挑戦する姿がみられました。これからも遊びの中で様々な「できた!」が経験できるようにしたいと改めておもいました。
昨日は『こどもの日』でしたがコロナ禍でお出かけを自粛された方もいらっしゃったかも知れません。そんなこども達のために少しでも園庭を賑やかにして『こどもの日』を祝いたいと休み前に子ども達が作っていたこいのぼりを吊るしました。それを見た子ども達は大喜び!「ここにあった〜」「○○君のだ〜」とどの子もニコニコです。つるしたこいのぼりを見ながら包丁ままごとをしたり、色水作りをしたり等と楽しい雰囲気の中で過ごすことができました。
また、今日はいちごが沢山赤くなっていて赤コースも青コースも収穫することができました。おまけに連休前に年中児が袋をかぶせたビワも黄色く色付き16個も収穫することができ甘酸っぱい味を楽しみました。