2021年4月27日 火曜日
《 赤コース 》
1つのものから色々な遊び方を見つける子ども達ですが、今日も遊ぎ場の広い園庭でフラフープを使った遊びがいくつも繰り広げられていました。腰で回して競争するチーム。転がしてもらったフラフープを追いかける年少児。キャッキャと笑いながら遊ぶ友達を見て遊びに加わり、遊びの輪が広がっていました。年長の女の子3人組は、自分の色を決めてフラフープを選ぶと、その色と同じ小さなボールを探し、ごっこ遊びをしていました。そんな遊びもあるのかと驚きつつも、遊びの中で色を意識して選び、それを共有して遊ぶ姿に感心しました。
遊びの中で、子どもの「みて、みてー!」が絶えません。出来るようになったことを嬉しそうに報告してくれます。縄の遊具では、先週逆上がりに何度も挑戦していたきりん組のSちゃんは、休みの間に公園で練習して出来るようになったと、遠くにいた私の手を引っ張ってきて見せてくれました。
園に戻る帰り道、昨日と同じように年長児は年少児と手を繋ぎ、沢山動いて「お腹がすいた〜」と言いながらも、しっかりとした足並みで歩いていました。泣いている子に対して「今から幼稚園帰って、ご飯食べたら帰るんよ〜」と教師に言われなくても話す年長児や、急な坂道に「ゆっくりでいいよ、危ないからね」と気をつかう子、園に戻る道中でも子ども達の優しさをたくさん感じることの出来た日でした。
ちなみに3週間前に年長組になったばかりの子ども達が、しっかりお兄さん、お姉さんしている様子に心が温かくなり、この1年がとても楽しみになりました。
《 青コース 》
「今日は泥団子を作る日にするんだ。」と言って年長さんを誘って教えてもらっていた年少組のTちゃんやR君、「踊りを踊りたいから曲かけて!!」と言ってきたK君、「トマトさんは大きくなったかな?」と言いながら「トマトさんおはよう!!」と声を掛けに行くSちゃん等、日に日に「〇〇をしたい!!」と目的をもって登園してくる年少さんが増えてきました。
そんな中、人気のコーナーの一つ色水コーナーにも、ひまわり組の子ども達が集まって花をつぶしてきれいな色水を作っていました。すると、そこへ富田先生が何やら怪しい液をもってきて、R君の作っていた色水にポトポトと落ちました。すると、「フワ―」っと、色が変わりました。その瞬間、R君の表情は何とも表現できない新しい発見をした表情をしていました。因みに、その液は「酢」で酢は色を鮮やかにする効果があるのです。子ども達には魔法の水と言って時々利用しています。
その後、室内に入ってセロハンテープを使った廃材遊びをしました。年少さんの廃材遊びには、生まれて3年間の経験が見られました。「公園のイス」を作ったMちゃん、「お茶を飲むやつ。」と言ってコップを作り使って見せてくれたHちゃんなど、一つ一つに意味があります。題名だけではありません。セロハンテープを初めて使ったR君には箱にペタペタ貼られたテープ一つ一つに意味があります。幼稚園の生活や経験、全てが意味のある子ども達の今の時間を一緒に楽しみたいと感じた一日でした。