2021年4月12日 月曜日
今日は令和3年度の入園式を行いました。今年は昨年以上のコロナ感染状況、また、県からの感染対策期への移行の通達から規制を強めた式を強いられました。そこで、考えたのが『青空入園式』でした。園庭に舞台を設置し、椅子の並べ方を考え、青空入園式の会場が整いました。
集合時間が近づくと、ピカピカの帽子をかぶり、ちょっぴり大き目の制服を着た子ども達が保護者に手をひかれて登園してきました。たんぽぽ組だったK君はピカピカの名札を見せてお兄ちゃんアピールをしてきたり、元たんぽぽ組の友達を見つけて「一緒やね。」と見せ合ったりしていました。
S君は遊べると思って登園し、遊具の方へ走り寄ろうとして引っぱり返されてお椅子に座るように言われ、今日は遊べないと知ると、涙が出てしまいました。「明日からはたっぷり遊べるよ」と慰められて気を取り直していました。中には、不安な表情の子もいましたが、少しでも早く「幼稚園大好き!」になってもらえるように頑張ります。
式の中では在園児代表が発表会で踊った「かんぜんおまつりモード」を披露してくれました。会議室で練習していましたが、園庭でするのは今日がはじめて!ぶっつけ本番!しかし、そんなのへっちゃらな三葉っ子は堂々と手話や踊りを演じてくれました。年少の子ども達はその様子を真剣に見たり、手拍子をしたり、幼稚園児を真似して手話をしたりする姿も見られました。
式終了後には、泣かないで頑張った良い子たちにはお土産が配られました。調理師さんが日曜日に出勤して心を込めて作った蒸しパンです。それを入れた袋は教師が「みんなに喜んでもらえるように。」と1枚1枚シールを貼って作りました。その気持ちは子ども達に伝わっていたようで、みんなが笑顔でお土産を受け取ってくれました。中には両手でギュッと大切に持ち帰っている子の姿も見られて嬉しくなりました。
その後の写真撮影も落ち着いていて入園1日目の子ども達とは思えない様子に教師たちはびっくりです。登園してから式終了まで1日を通して落ち着いていた子ども達、早く遊びたいと言ってくれる子ども達、教師も今日からスタートです。3年後の卒園までもっともっとたくましく、頼もしいお兄さんお姉さんになるよう1日1日を大切により良い環境の中で育っていく子ども達を見守っていきたいと思います。
入園式短縮の為紹介できなかった本園のスタッフたちです。全職員で1人1人を見守り育んでいきます。よろしくお願いします。